一週間前に、山の中に置いた待ち箱に、自然入居を確認してしましたが、昨日雨の中回収移動を決行しました。早朝、暗がりの中…まず、巣門を網で塞ぎ巣箱の上部をコンコンと叩いてみましたが、シュマリングが聞こえません・・・・。雨粒の当たる音と勘違いしているのかと考えて作業を続けていると。ブーンと塞いだ巣門から羽音が聞こえてきたので、一安心です。
急な斜面の中を巣箱を持って降りるのは大変でした。雨で滑るのと、意外にも結構重量があります。・・・・慎重に慎重にとユックリ降りるのですが、なんと！二回も転倒！！
でもなんとか巣箱だけは放り投げずにすみましたが、・・‥衝撃はかなりあったかもしれません・・・・。。。巣落ちで女王蜂が下敷きになって、すべてが水の泡かと一瞬あたまをよぎりましたが、何とか車までたどり着き、蜂場まで移動することができました。
二時間かけての移動でした。そして、無事セットして、巣門の網を外して蜂の落ち着くのを待って………
その時は全然心配していませんでした。蜂たちは、だいぶ落ち着いたように見えて深刻な状況には見えませんでした。
だいぶ落ち着てきた頃、いよいよ、底板を抜いてみることにしました。恐る恐る抜いてみると………
ショックで、思考が停止状態になりました。・・・・
あ～！最悪でした。幼虫まで見えます。！それにかなりの大きさの巣板です。
何とか気を取り直して、、、落ちた巣板を取り除かなければなりません。焦って取ろうとしたその時です。アッ！しまった！一瞬でした。蜂にチクりと指のところを刺されてしまいました。後で考えると、素手で巣を取ろうなんて… 蜂たちにとっては大事なわが子を守ろうとして必死だったのでしょう。なんと無謀なことをしたんだろうと、慌てていたとはいえ自分のバカさ加減にあきれてしまいます。
なとか巣碑を取り除き、どうか女王蜂が無事であることを祈りつつ、下からカメラで撮影してみると、・・・
どうやら、巣碑は二枚ぐらい落下したものの、大半の蜂たちは無事のように見えます。女王蜂が無事なら、盛り返せそうに思えます。
いや～！一時は全滅の危機かとも心配しましたが、ひとまず一安心。。。
それから、雨も止んだので畑の方に行き、冬越しできなくて全滅してしまった群のかたずけにかかりました。案の定。蜂は一匹も生きてなくて、がっかりでしたが、なんと！ずっしりと重く蜂蜜の置土産を残していってくれたようでした。
なんとゆうか、素晴らしすぎます。スムシの被害もないようで、良質な蜂蜜と蜜蝋がたっぷり摂れそうです。
そんなことをしながら、ふと畑の端の方に置いた待ち箱の方に目をやると、何やら虫のようなものが見えました。自分の飼っている蜂たちはまだ分蜂しいなかったので、まさか！と思いつつ、近寄ってみると！！！
驚きです。自然入居です。！！！
しかも、すでに花粉まで運んでいます。！！！
今日はなんていい日なんだ！！！
巣落ちや蜂に刺されはしたものの、ダブルでピックアップなんて、本当に素晴らしい一日でした。
