去年の今ごろ、そういえばこんな事があったなぁ、ぐらいに思っていた。思っていたのです!そうしたら。
ぐえーっ!?
マジで何なんだよコレ?きもいきもきもいーうえええぇぇん蜂さあぁーん!!(´;ω;`)
具体的な症例
・幼虫の中腸線(通常は花粉等の為黄色く見える)が、暗紫色に変色する。
・上記の状態となった幼虫だが、多くの個体がまだ生きていてむにむに動く。
・この状態が見受けられた群は、多かれ少なかれ群の状態が悪化する。結局こうなった幼虫の多くが発育できずに死ぬのだと思われる。
・腐蛆病の簡易検査キットを使った場合、アメリカ腐蛆病、ヨーロッパ腐蛆病いずれも陰性の結果が出る。というかそもそも症例違うし気にするだけ無駄だった。
・隣の群に移ったりはしないみたい。
方々に愚痴ったりしていた所、ネットでそんな画像検索したら出るから真面目に調べてみろ、とのアドバイスが。そりゃぁ僕だって、愛羅武勇~ぐらいは言えるけど、何て検索すりゃエエんだ…。らーば。たーん、ブラック!とかで検索した。
なんと、意外とあっさりと、同じような状況になった幼虫の情報が出てきた。機械翻訳を通じて言ってる事を要約する。
・冷えた幼虫です(!?)。その名もチルド幼虫(笑)。
・成蜂が足りないと、結果的に冷えやすい。
・餌不足も原因の一つ。
…なんじゃそりゃ感がある。もう暑いで奄美大島…どんだけクソ雑魚生命体なのだと思ってしまう。また、冬季にこうした症状が出た事は一度も無い。だいたい、ここだけ抽出したらコレってチョーク病なんじゃないのと思ってしまう。
だが、様々な要因によって、高温期に「冷えた幼虫」が発生する可能性がある。高温なので多くの蜂が巣の外に出てしまう&同時にフルパワーで旋風行動をしてしまうと、高温期に冷えてしまう可能性が否定できない。適切な温度管理が苦手な群だと、育児圏の温度が乱降下し、幼虫を保温できなかった時間が生じるかもしれない。群分割にともない、若い蜂を多く誘拐してしまった結果、残された元群で幼虫の世話をしていた蜂が足りなくなり保温不足に陥るのかもしれない、すなわち群分割の操作が適切ではない。…いくらでも考えられる。餌は切らしたつもりは無いのだが、可能性ゼロとは言えないか?
断片的な情報を得られたものの、ではどうすれば良いのかが解りづらい。嫌な感染症だとか、まさかの新種の病気だなんて事はないので、発生した群の直前の操作や気候条件から推察するしかないと思われる。
なお、添付写真の蜂児が出た群では、暑かった日に大量の蜂が外に出ている事があった&群分割の操作も行ったというダブルコンボ状態であった。気の毒な事をしたのかも知れない。課題多いなぁ。