ブッドレア(別名 バタフライブッシュ)の「ピンクデライト」という品種が咲きました。自宅ベランダでのテスト栽培なので、5号鉢と小さめの鉢なのですが、25cmほどもある鉢に不釣合なほど大きな花穂を咲かせました。そして、聞いていたとおりに、周囲に甘い香りを強くただよわせています。
気になっているニホンミツバチの訪花ですが、周囲に群れがいないためか、この自宅では、残念ながら今のところまだ確認できていません。しかし、苗を差し上げた友人宅では訪花が確認されたそうです。この自宅ベランダでも、これまでのところ、ハチではクマバチが、チョウではナガサキアゲハとナミアゲハが来ました。ハチやチョウが、この強い甘い香りを見逃すはずはないだろうと思いますので、地植えで大株になれば、ハチやチョウをよく引き付けそうです。
ただ、ブッドレア ピンクデライトの本領発揮はこれからだと思っています。花期が長く、大株になると、今の時期から11月頃まで開花するらしいです。花の数も多く、5号鉢のこの小株でも、枝の先端にはすべて花の穂を付けようとしており、非常に開花意欲が強い植物のようです。ですので、友人も、今はまだ付近に花があるからだけど、今後減ってくる時期になると、もっとよく訪花するようになるのでは、と言っていました。今後、秋の花が少ない時期の蜜源植物として、期待できそうに思っています。
注意点としては、ブッドレアには多くの種類、品種がありますが、あまり訪花がないものもあり、このピンクデライトが最も良いという事です(イギリスの友人談)。しかしピンクデライトの日本での栽培数、流通量は少ないようで、3月頃のごく短期間しか販売されていないようです。価格は普通で、それほど高価ではありません。
花も豪華で美しく長く楽しめ、さらに蜜源としても長く活用できそうとなると、とても有用そうですね。私は、ビービーツリーとこのブッドレア ピンクデライトを植えれば、晩秋まで蜜源が途切れる事なくつながるのではないかと思っています。