ここの所穏やかな晴天が続き、季節を忘れさせるような日々を過ごしていましたが、いよいよ冬将軍のお出ましです。朝起きてみると例年温度計代わりに使っている、蹲に薄氷が張っていました。
周囲の紅葉も見ごろでありそろそろ紅葉狩りに行かないと季節に置いて行かれてしまうと、急ぎ支度をして近くの八王子城跡に出かけました。幸い天気も良く暖かかったので山頂までの道のりは少し汗ばむくらいです。
八王子城跡は昔北条氏照の城があったところで、関東平野を一望にできる山城です。遠くは相模湾まで見渡せ、関東を治めようとした心意気が感じられます。
有名な高尾山が近くにありひっそりとたたずみ、観光化されていないだけに、素朴な味わいがあります。年1回のお祭り以外われわれ氏子はあまり上りませんが、最近は山城ブームもあり多くの方が訪れるようになりました。
山頂の八王子神社の入口です、大きな鳥居が経っています。
多少整備はされていますが昔のままの道です。
山頂にある八王子神社です、以前の台風で傷み現在改修作業をしています。神楽殿や社務所は取り壊されていました。その廃材を使用して本宮の修繕を行う予定です。
天守閣跡にある祠です、これは比較的最近まつられたものになります。
お目当ての紅葉はこんな感じです。
神社の周辺の傷んだ気を切り倒してありました。なぜかくりぬいて丸胴の巣箱にと思いましたが、とても下までもって降りることはできません、ここでくりぬいてといっても一般の観光客が来るのでそうはいきませんね。蜂さんがいるだけで大騒ぎになってしまいそうです、残念。
ちなみに登りはゆっくり歩いて50分くらい、下りは30分程度です。ぜひ機会がありましたら登ってみてください。ふもとにはガイダンス施設があり、山頂までボランティアのガイドが案内してくれます。