早い年なら6月上旬頃から出没し始める柑橘類の大敵です。シルエットはゴマダラカミキリでした。この時期にどこかから飛来し、柑橘類(含:エゴノキ)の根本付近に産卵します。孵化すると幼虫は樹木にオガクズ様を出しながら掘り進むので樹液を横取りされた樹木はたちどころに萎えてしまい、気付いた時にはまるで急な暑さにやられたかのように枯れてしまいます。幼虫は芯を食い尽くして穴を開けるので「テッポウムシ」と呼ばれています。
スリムなボディに見事に長い触角ですが、見つけたら捕殺が肝要です。以下予防編と対策編は以前回答した内容をコピペしました。 https://38qa.net/blog/24251
【予防編】
テッポウムシはご存じのとおり、6月頃からカミキリムシが産卵し、幼虫が木の根本付近から侵入して内部で成長しながら木を枯らせてしまうので、
(1)根本付近を除草する。
(2)根本付近にカミキリムシが止まらないように、地面から50~60㎝あたりまで樹脂製メッシュまたは金網で囲む。
(3)(2)と同様ですが、木の表面に樹脂フィルムを塗布する。---------------木から出る害虫を誘き寄せるフェロモンを遮断して害虫の樹種判断を阻害する非農薬保護材です。「テッポウムシ予防樹脂フィルム」500ml 2,000円前後です。
【対策編】
木の根本付近からオガクズ様が落ちていればテッポウムシが浸入している証拠です。
(1)木に成虫であるカミキリムシがいれば駆除します。放置しておけば仲間を呼び寄せてしまいます。
(2)使用済みの歯ブラシ等で木のオガクズを落とし、侵入口の穴を見つけます。
(3)そこから先端を尖らせたステンレス製針金を入れてテッポウムシに傷をつけて死傷させます。
(4)(3)または、侵入口からスミチオン100倍液を綿に浸して穴の中へいれておきます。(スミチオンの替わりに細いノズルのついたスプレー殺虫剤でも可)穴は布製ガムテープの小片で塞いでおきます。