1.集合板の構造…飼育する巣箱と同等の大きさで、集合板の周りに高さ40~50㎜の枠を付け、枠内に杉や檜の皮を張り付けて、蜜蝋精製時の誘因液を塗っています。
2.分蜂群が集合板に蜂球した群れを観察し女王の確認又は蜂達が静かに落ち着き(動き回らず蜂達の多くが上を向いている)場合に捕獲収容を開始します。
3.集合板の下にヒールケース等の台を置き、蜂達が峰球した集合板を静かに下ろし、台の上に180度反転し、即座に巣箱を筋違にかぶせます。
4.集合板を反転すると峰球は崩れるので蜂のいない場所を支点に巣箱片側を置き、片側は手の指を添え手静かに蜂を挟ま無い様におきます。
5.蜂達の行動は。一端は枠外や巣箱外側に広がりますが、巣箱に這い上がる蜂が多く成ると数分で広がった蜂達も巣箱内に吸い込まれる様に入っていきます。
6.1~2時間後に正規の巣箱台に乗せ、夜までその場に置きます。理由は周囲を飛ぶ蜂や探査蜂の帰りを待つ為です。
7.飼育場所への移動は当日の夜か、翌日の移動は巣門をふさいで置きます。
この様に捕獲した蜂は、逃亡に至る事が有りません。理由は分かりませんが自分で這い上がった事でストレスがあまりかからない為と自己推察しています。以前は袋や虫網に落とし込み、逆さに置いた巣箱に落とし込む手荒い処置をしており、逃亡も多かった様に思っています。