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ニホンミツバチ
徘徊蜂へのメントールガスの投与結果    (驚くほどの回復を示す)

清.佐 活動場所:福岡県
投稿日:2023 4/25 , 閲覧 831

2022年~2023年に2回行ったアカリンダニが寄生した徘徊蜂へのメントールガス投与実験を実施した。実験方法は、2ℓのペットボトルの底に直径2.6㎜の穴を沢山開け、➀徘徊蜂を20匹程入れ動きを観察後、➁上からメントールガスを注入して、蜂達の動きを観察した。

観察結果・・➀徘徊蜂はボトルの底を歩き回るだけで、羽を震わせるしぐさ・飛び上がるしぐさも無い、特に変わった行動は見られなかった。➁メントールガスの投与から30分後、徘徊していた蜂がペツトボトルの壁を這いまわる程の元気な姿が確認出来、ボトルの底に留まる蜂はいなくなり、ボトルの入り口まで上がる蜂も数多く確認出来た。➂この状態のまま4時間以上経過後の確認結果は、数匹が横たえ死んでおり、12時間経過後は全ての蜂が死んでいた。

考察・・この実験結果より、メントールガスを投与により徘徊を繰り返していた蜂が元気を取り戻した事は明らかで、寄生したダニが死亡した為と思っています。その根拠は、徘徊蜂を確認した巣箱に「メントール+お湯処理」を行うと数十匹もの徘徊が見られ群れも、翌日には4.5匹の徘徊に激減する事実から、ダニの寄生が少ない蜂は回復。重症の蜂は一時的に回復するが、体へのダメージがあり早めに死ぬと考えています。

私自身が、回復後の蜂を解体を行っていないのて、徳島の方から報告頂いた「徘徊に至った蜂の気管はほとんどが黒く重症化している」との情報引用して上記考察に至った次第です。

今期はダニの寄生は無くなる時期になりましたが、メントールガスの効果を気にされておられる方は、この実験を試みる事をお勧めします。

コメント10件

みるく 活動場所:愛知県
投稿日:2023 4/25

清.佐.さん

こんにちは

メントールガス効果が良く分かる内容でした^ ^

私も、今日メントールクリスタル入れてきました。

大切な蜜蜂を守るために一年中入れてます。

参考になる投稿ありがとうございました。

はっちゃんさっちゃん 活動場所:千葉県
投稿日:2023 4/25

清.佐 さん、こんにちは。

清.佐 さんが広めたお湯メントール法はあちこちの飼育者が少しずつ実績をあげているようですね。この度の実験は大変興味深いものだと思います。アカリンダニがメントールの気化ガスによって死滅することが、絶対とは言えないかもしれませんが確かに効果があることだけは理解できます。

聞き齧った情報を拡散することは簡単ですが、自分で実際に実験を重ねて手応えを掴む人の言葉には重みがあります。今年は私も昨年失敗した加熱しながらのお湯メントールをピザ窯で試したいと考えております。ひとつ質問なんですけど、今回の実験でペットボトルに流し込んだメントールガスは、お湯で発生させたものですか?お湯(熱湯?)の量とメントールの量はどれくらいですか?また、ペットボトルへはチューブか何かで流し込んだのでしょうか?

清.佐 活動場所:福岡県
投稿日:2023 4/25

今回、2回の実験に用いた方法は写真➀の2ℓのペットボトルです。実験当時の写真は撮っておらず、使ったボトル器具の紹介です。

写真➀ 蜂が出ない様に蓋と底に穴を開け、空気とガスの通りを良くして行いました。


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/060/6095046537934270106.jpeg"]

写真➁

➀のボトルに水道用塩ビ管にビニールテープを巻2個のボトルを結合しみぎのボトルで1g程度のメントールを少量のお湯で気化させ、強制的に左のボトルにガスを送り込みました。右側のボトルを少し高くしてお湯で溶けたメントールが左に流れ込まない様に15分程放置後、左の2ℓボトルを切り離し垂直に立て蜂達の動きを観察しました。

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/090/9025149567076325272.jpeg"]

のこ実験は、北九大の田村さんにも紹介し、彼も同様に実験を行い、同様な結果が出たとの報告を頂いております。

「この報告を受け、別の場所での実験に寄り、蜂も装置も別々に行った実験でも、徘徊蜂に回復力効果が見られた事で、解剖結果での検証が加わるとメントールの効果が裏付られると考えています。」

T.山田 活動場所:福岡県
投稿日:2023 4/25

こんばんは

素晴らしい結果で嬉しいです。やはりメントール投与は無駄で無いですね~メントール万歳です(^^♪

はっちゃんさっちゃん 活動場所:千葉県
投稿日:2023 4/25

清.佐さん、ありがとうございます。

生きたアカリンダニに直接効くことが実証されましたね。間違いないですね。

yamada kakasi 活動場所:愛知県
投稿日:2023 4/26

清.佐さん   貴重な検証結果公表をありがとうございます。
解剖での検証結果も楽しみにしています。(^.^)/~~~ 

>「ダニの寄生が少ない蜂は回復。重症の蜂は一時的に回復するが、体へのダメージがあり早めに死ぬと考えています」とのこと、わたしも同じように感じています。

トモゾウ 活動場所:長崎県
投稿日:2023 4/28

清.佐さん こんにちは。

こちらで清.佐さんの熱湯メントール方を知り、今年入居したアカリンダニ感染であろう2軍と、アカリンダニ症状ナシの1軍(こちらも今年入居)に予防の為、昨日1回目を試してみました。

後者の1軍はメントールを入れた途端に巣門からわらわらと出て来て、騒ぎだし、家の明かりに引き寄せられ家も周りでぶんぶんしている状況となりました。今朝見に行くと、巣箱周辺の地面や家の網戸に張り付いたまま動けない(生きてはいます)蜂たちが大量にいました。

アカリンダニの症状が出ていないのに、予防のためにするのは間違っていたのでしょうか。

清.佐 活動場所:福岡県
投稿日:2023 4/28

この時期に行う必要は無いと思います。10月下旬から3月中の成熟している群れに対して予防及び寄生群への処置です。メントールの固形をスノコに置いた巣箱3段に、捕獲した群れを収容した実績は、巣箱の下から2段目までしか蜂達は上がりませんでした。この事実から蜂達はメントールの匂いは嫌いと感じ取った次第です。

4月から9月にアカリンダニによる群れの衰退・消滅の事例報告は無いのが現実です。ダニは常に生存していると思われますが、働き蜂の寿命は短い時期であり寄生されたとしてもダニの繁殖まで寄生蜂全てが生存しな可能性と巣箱内での峰球姿勢は取らず分散姿勢により寄生しにくい事などがまん延に至らない要因の様に思われます。

メントール5gから徐々に増やす方法をこの時期される方が多い様に思いますが、私は20か30gを固形にして5月からスノコに入れていますが、ダニ駆除の目的よりもスムシ(蛾)の侵入を抑制する働きが大きいと感じ実施しています。夏には夜も25℃以上に成りますのでダニが寄生している蜂には対しては昼夜を問わず巣箱内にガスが供給されているのでダニの駆除にも役立っているものと推察しております。予防なら少量の結晶片で良く、お湯+メントールは蜂達に対して強すぎると考えた次第です。

トモゾウ 活動場所:長崎県
投稿日:2023 4/28

なるほどこの時期には必要ない処置だったのですね。

春から夏の時期には消滅しないということは知りませんでした!とても勉強になります。

しかし入居直後とタイミングが悪かったのでしょうか、我が家の2群はどんどん減少して今や風前の灯火状態となってしまっております。女王蜂が健在で、新蜂が誕生してくれればいいのですが( ;∀;)

アカリンダニの症状なしの群にはかわいそうなことをしてしまいました。

2回目の処置はせず、このまま1回目の処置に使用した固形化されたメントールをすのこに置いて様子を見たいと思います。

清.佐 活動場所:福岡県
投稿日:2023 4/28

それが良いと思います。分蜂に同行した蜂達は昨年の暮れに生まれた物もおり寿命に達した蜂も居ますので減少はあり得ます。女王が健全で有れば問題無く群れは増えるので見守って下さい。

投稿中