おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
投稿日:2022/9/6 11:17
対馬の丸洞も色々工夫があって、まったく同じものばかりではなさそうだ。
ネットで検索できるのはメジャーなものばかりではなくて、マイナーな、場合によってはバリエーショも
見受けられる
大昔から人は、にほんみつばちと暮らして、育てて、こうすれば、よかんべ~と工夫の後が見られる。
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次の丸洞がスタンダードな形と思われる。
丸洞の一番下には木片を3か所ほど挟み込んで、今風に言えば全方位巣門となる。
巣門は3本の縦型だ。 雨が入らないようにか巣門の上辺は2cm位、奥へ凹んでいる。
巣門の下は外壁と同じなので、雨水を外へ逃がす工夫かも知れない。
対馬にオオスズメバチが居るのか居ないのか分からないがオオスズメバチも巣門前にどかっと腰を下ろしてにほんみつばちが出てくるのを待つ事はできない。
ホバリングしていればオオスズメバチも疲れる。 長居はできない。
丸洞の下は石と思われる。その下には台があり地面から離している。
地面の湿気が届かないようにしているのかな?
これはPlan.Bさんから教えて頂いた落し蓋。
この加工は時間がかかる丁寧な仕事だ。 深さは4cmほどあるようだ。
対馬の丸洞も同じになっている可能性が高い。
これもPlan.Bさんの日誌からお借りしたものだが、大阪の国立民族博物館。
丸洞があるが落し蓋になっている。
落し蓋の時代が何年(何百年)続いたかは分からないが落し蓋の巣箱が使われた事で
所謂排気口はどこにも無く養蜂が行われていたと推測できる。
排気口の無い欠点がどこかにあったかも知れないが、作らなかい方により妥当性があったのではないかと推測する。
これは対馬の扇さんの丸洞。 腕のサイズと比較して壁厚は9cmから10cmと推定する。
長さは両腕を広げているので60cm~80cm位に見える。
学者さんが調査した結果、直径は28cm~47cm、長さは54cm~92cm
この画像では丸洞の下に角材があり、恐らく底は抜けていて空気が内部へ入りやすくしていると思う。
丸洞の上部に排気口がない代わりに底から空気の取り入れがなされているようだ。
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上の記述がもっとも多い原形の丸洞と思われる。
下はなんらかの理由から勝手口を設けたもの
図の解説によれば巣くずをだす為とある。 スムシの発生を抑える。
これは加工の必要から、初めから半割したのかも知れないが、ひび割れした結果かも知れない。
これは珍しい方法のようだ。丸洞の高さがすでに80cm以上あるように見えるが、更に
上に小さな丸洞が乗せられている。全体の高さは1mを越しているだろう。
これは対馬の採蜜画像。落し蓋になっている。
対馬の採蜜は蓋を開けて上から適量を救い出す方法もある。
これも対馬だか丸洞が横倒しされている。しかも受け容器に蜜を垂れ流しているのかもしれない。
みつばちQ&Aに対馬の若い人達が会員さんになってくれたら、もっと楽しくなる。
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私の丸洞は対馬の真似事から始まり、違った方向へ進みつつあるのかも知れない。
これはスペインの丸洞。葡萄酒の樽も落し蓋になっているのか、落し蓋に見える。
巣板の方向からすると丸洞は横置きだったのかな?
運命的なと言うか、衝撃を受けたのはラオスの樹木養蜂だ。
この後は続くかも知れない。