数年前の今時分です。夏の暑い盛りでしたがいつものよう手には鍬を持ちに田んぼの見回りをしていた時のことです(写真はありません)。いきなり何か黒いものが目の前に飛び出してきたかと思うと右手肩当たりに当たりました。見るとアブラゼミです。止まるやいなやいきなり大声(?)でジュルジュル~と鳴き始めました。こんな近くで蝉の声を聞くのははじめてで耳が痛いほどです。仕方がないのでじっとしてやり過ごそうとしているとまたしてもバサッと音がしてまたもやアブラゼミが先ほどのアブラゼミと相対する形で腕に止まりました。止まるやいなやまたしても聲高らかに鳴き始めました。ウワーもう耳が・・・・・・。蝉はお互いに鳴きながらじりじりと間を詰めていきついに激突。組んずほぐれつ争い始めました。上から下向きの蝉が上ってくる蝉を捕まえて放り投げました。これにはびっくりです。勝ち誇った蝉は勝利宣言をして飛び去っていきました。静まりかえった静寂の中にほっと一息つきましたが、こんな経験ははじめてでした。わたしを木と間違えたのでしょうか? まあもう枯れ木に近いですが。