今年の秋口に、オオスズメバチを対象とする、蜂採り名人の方々から、オオスズメバチの行動について、教えていただいたことを書きますね…。
名人の方々は、少なくとも40年〜50年の経験が有る、70から80歳までの超プロです…。
我が自宅の庭に、蜂蜜を3倍位に薄めた餌場を設けて、餌付けを2週間程しながら、どの方向から来るのか、飛んで行くのかを確認して、だいたいの方角がわかる頃に、餌場に飛んでくる数を見ながら、営巣の大きさが判断できるそうです…。
時間も計っていて、だいたいの距離も見ていますね…。
ある程度の餌付けをしたら、レジ袋を切り裂いて作った【チラ】という目印を、餌を満腹になる迄舐めて、フラフラ飛び立つオオスズメバチを捕獲網で捕まえ、攻撃されないように、ピンセットで捕まえながら、くびれた部分に【チラ】を結び付けて飛ばすと、狙いを定めた方角に飛んで行くのを 双眼鏡で追いかけて、営巣場所近くの目印になる、立木を探し出します…。
しかも、その様な行動をしながら、10匹位の蜂に目印を付けて飛ばすから、餌場から離れても巣と餌場の往復するので、営巣場所は見付けやすいそうですね…。
そこで疑問が出て来たので聞いてみた…。
『ココに餌場を作って、10数匹の蜂が通ってきているけど、あちこちから来るのかと…?。』
そしたら、オオスズメバチにも、なわばりらしき物が有って、女王蜂が姉妹であっても、働きバチは喧嘩をするから、同じ餌場には来ないそうです…。
そして、キイロスズメバチの巣を襲う時と、我が家に営巣しているキイロスズメバチの巣には、まったく来ないのはなぜか…?の質問については、オオスズメバチの勢力、営巣の大きさによっても、襲う群は強勢群で、襲わない群れは弱小群という事でした…。
弱小群で、襲撃に行くとして、返り討ちに有ったなら、外勤蜂が減り食料難になるので、群れは維持できないそうです。
だから、蜜蜂の巣箱でさえ襲撃できないらしいです…。
強勢群だったら、2手、3手と襲撃場所が出来て、各自その場所へ行くそうですが、襲う相手次第では、団体行動するらしいです…。
日誌に、『オオスズメバチの襲撃が…』とあげていらっしゃる皆さん、しつこいのは強勢群の筈です…。
しかも1群による襲撃です…。なぜなら、お互いの巣に影響する、なわばり争いはしないからです…。
完全防備で、餌を与えて帰巣する蜂に、目印を付けると同じ方向に飛ぶと思いますよ…。
また、同じ餌場に他の群れの蜂が来ると、襲い殺して肉団子にして、帰巣していきます…。
同じオオスズメバチでも、群れが違うと弱い方が負けますね…。
皆さんの巣箱に来るオオスズメバチ、しつこいなら強勢群、すぐいなくなるなら弱小群となりますね…。
まあ、オオスズメバチの営巣の大きさは様々ですが…、蜜蜂でも同じことでしょうね…。
もし、オオスズメバチの営巣場所が確認できたとして、駆除できるとしたなら、ちびっ娘達が受けるストレスは、軽減できることになるでしょうね…?。
いずれ、名人方も引退する時期は近いので、今のうちに学べることは学んでおきたいと思います…。
そしていつかは、名人とまではいかなくとも、スズメバチに対処できるようになりたいですね…。(笑)( *´艸`)
長くなりました…。m(__)m