蜜源植物だからといってホイホイ植樹をしてきたが、今までは落葉樹なのか常緑樹なのか、また高木なのか低木なのか位を目安にしていた。
ところが、憧れのカラスザンショウ! この特性をきちんと知っておかないと50年後に大変な事になる。
今までは植物には縁のない仕事をしてきたので植物の事なぞ、なんにも知らない。
来年からの蜜源植物管理を見直さねばならない。
パイオニア植物にはタラノキ・クサギ・アカメガシワ・カラスザンショウなどがあるとして、
枯れて死んでいく率がカラスザンショウではもっとも低い。
例えば現在の植えてある樹間は2m~4mとなっているが、カラスザンショウは枯れないのだから数年後に樹高が10m~15mになる事を想定しなければならない。
幹の太さも現在では10cm位だが20cmを超えてくるだろう。
杉の木の伐倒で25mの樹高は体が覚えているのでカラスザンショウが15mになるとどうなるかはなんとなく分かる。
杉は直立型だがカラスザンショウは大きく枝を横へ広げるので間隔はそうとう大きくしなければならないだろう。
このままでは生き物たちの森は将来、カラスザンショウの森になってしまう。
カラスザンショウは良い蜜源植物なのでそう呼ばれても良いかも知れないが、バランスの良い森にする事はもっとも大切だ!
来年からも忙しくなりそうだ!
50年後の生き物たちの森を想定して樹木管理をするのは、私にとっては天文学的に難しい。