投稿日:2018/12/28 16:20, 閲覧 815
サックブルード(SBV)は今、日本を南から北に燎原の炎のごとく、拡大し感染しています。詳しくはBailey et al(1964,1977,1982) Aubert et al(2008)玉川大学ミツバチ科学研究セン頭ター(2010)などに報告されています。
SBVのラーバです
頭部の拡大です
頭顎の部分が透明です。この部分に体液が溜まり、次第に白濁し、更に黒く腐敗します。
初期はこのような状態です
この掻きだされたPupaは、頭がもげたり体の傷みが顕著な個体が見られます。単房の中でハッチアウト直前に死亡したものと思われます。こういった個体から始まり、
しばらくすると、巣門や巣床はこんな状態です。
この時の巣の内部です
偶然分蜂群を捕獲したのが平成4年、環境カウンセラー、環境アドバイザーもやってましたので、環境のバロメーターとして、日本バチの飼育を始めました。初めの10年ほどは...
偶然分蜂群を捕獲したのが平成4年、環境カウンセラー、環境アドバイザーもやってましたので、環境のバロメーターとして、日本バチの飼育を始めました。初めの10年ほどは...
ハッチ宮崎様、SBVは蜂の抵抗力が弱くなったのが主な原因でしょう。例えば松くい虫センチュウはおそらく車の排ガスに誘因があるといわれています。私が研究していたカエルヘルペスですが、これは10年前ぐらいがピークで今は沈静化しています。富士山を北に見て東側と西側では蜂児出しの様子が、東が多く西が少ないと仲間が報告してくれました。私はリンゴの消毒と関係があると睨み山口のリンゴ園の日本バチの観察をしました。今は全滅しています。それと田園の広がっている圃場と、山間部の隔離された圃場の観察も併せてすると、田園部はほぼ全滅、山間部は生き残っています。山間部の分蜂群を田園圃場に移すと、ほぼ全部感染しました。でも今はどの圃場もいくつかは蜂児出ししますが生き残る群が現れました。農薬の使用も限定されつつあるようなのと、ウイルスと蜂との拮抗関係が相対的に変化して、次第に収まりつつあるようにおもいます。
2018/12/28 19:51
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
貴重な情報をありがとうございます。
アカリンダニだけでも手を焼いているのに、この上に、サックブルード(SBV)にも注意が必要になるとは、以前では、思いもよりませんでした。
2018/12/29 13:52
こちらでは2008年から顕著に観られるようになりました。
この時期ちょうど西洋ミツバチは越冬明けに全滅してしまう蜂群崩壊症候群いわゆるCCD状態を示すようになり一度飼養を中止せざるを得ない状況に陥りました。
ネオニコチノイド系農薬が使われ始めた時期に重なり、私はこの影響で蜂体の抵抗力が弱まりそれまで耐えることができていたサックブルードウィルスが発症したと考えています。
2018/12/28 18:49
T.S25さま
おはようございます
兵庫県中部の 蜂場も 雪化粧となりました
さてサックブルードの 貴重な映像と解説をありがとうございました
また 別な日誌の回答では ミツバチの生態に 詳細な数値データを 提供していただき 大変勉強になります
これからは アカリンダニ ヘギイタダニ、 サックブルード の三つ巴の 知識と対策が必要になってくるように 感じています‼️
2018/12/29 08:37
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
wild bee
兵庫県
初めは陶芸目的で山へ 、そこで 日本蜜蜂と出会いました 。しかし3群同時消滅という 衝撃的なことが起こり なぜこんな山奥で こんなことが起こるのかと !!そこか...