巣枠箱の上に待ち箱をドッキングして養生。待ち箱の底は抜いてあります。待ち箱の巣門も養生しておきます。(画像はまだ巣門を養生しておりません)
待ち箱の天板を開けてバーごとに巣落ちしないように慎重に巣を取り出します。場合によってはブロワーで風を送って蜂を下へ追いやります
ミツバチが下へ異動しています。待ち箱に残ったミツバチもハッカ油を塗った刷毛でチョンチョン触りながら徐々へ誘導します
誘導が終わったら一旦巣枠式を麻布で蓋をします。(箱の大きさに合わせたタオルでも可)ここで待ち箱はサヨナラです。一旦巣営した待ち箱ですから次回の入居率はup間違いなし♪
巣を切り取って巣枠へ移設します。パン切り包丁が使い勝手いいです。必ず幼虫が入っていることを確認します。巣の固定には輪ゴムを使います。平打ち麺みたいな輪ゴムが一番いいです。タコ糸を使うこともあるそうです。取り出した巣を必要な枚数分、巣枠へ移設です
巣を移設した巣枠を真ん中へ入れます。この箱は8枚枠です。巣礎あり枠を巣門から一番遠い場所へ2枚、移設した巣枠を真ん中へ4枚、巣門側へ巣礎あり枠を2枚入れました
巣枠の上に麻布をかぶせ、箱に蓋をして最後に巣門の養生をはがします。これで待ち箱から巣枠式へ移設完了。初めては25分ぐらいかかりましたが今では15分の作業です。5~8月の移設は逃去のリスクもあるので逃去防止装置を付けて2日程観察し、花粉を運び込むことが確認できたら逃去防止装置は外します。移設してから2週間後に輪ゴムは回収しますよ~
後記
一度巣枠で飼ってしまえば分蜂群を入れて他群の幼虫が入っている巣枠を移せばこんな面倒な工程は省けます。でも他群から移す巣枠に元巣のミツバチがついていると逃去しますから完全にミツバチを掃って枠を移動させることが重要です