十数匹のオオスズメが巣門に交替で寄り付いていた。我が5段群は一匹も出入りしていない。今秋はオオスズメ寄り付きによる逃去が多いため、また逃去したか? との思いがよぎる。身をかがめて、長さ1.85mの竹竿の先に粘着シートとオトリを取り付けオオスズメを数回捕獲した。すると、一匹が竿に沿ってゆっくり飛んで我が方に近づいて来た。防具なしの軽装であったため、とっさに逃げたが腰に一撃を受けた。
オオスズメは動くものを攻撃するとも聞く。逃げずにその場で静止していた方が良かったか否かはわからない。オオスズメに矢のような速さで体当たりされたことは過去に二回あるが、今回の奴の行動は想定外であった。
”20分以内にアナフィラキシーが出なければ大丈夫” と医師が書いた本で読んでいたため、病院へ10分をかけて急行、病院敷地内で10分ほど待機した。症状は出なかったため診察を受けず帰宅した。刺された瞬間にオオスズメを払ったため毒液注入が少なかったのか、痛みと腫れは翌日治まった。
今回の反省:①オオスズメは巣箱に侵入していなくても占有意識を持ち、人を攻撃することがある。②オオスズメに近づくとき、軽装は禁物である。③長さ1.85mの竹竿は短か過ぎる。
今回粘着シートを巣門から約50cm離して置いたが、ミツバチが約10匹シートに付いてしまった。この群は四面巣門から50cmの範囲を歩哨、警戒していて警戒範囲が広い。シートを巣門から約1m離して置き直した。