先週1週間、盗蜂の来襲がありました。 被害に遭ったのは 手持ち3群の内 弱勢のA3群で、盗蜂騒ぎの前に懸念材料がありました。
というのは、この群の巣箱のすぐ裏は垣根で、この近くだけ冬ツタが覆っていて、たくさんの訪花者がいました。 … ハナアブ類、アシナガバチ、オオスズメバチ、セイヨウミツバチ、ニホンミツバチ です。 … 冬ツタは蜜源として優れていることを知りました。
ちなみに ➊オオスズメバチは、すぐ目の前に格好の餌場があるのに訪花に夢中で、近寄っても警戒する様子なし! → ピンセットで直獲りして 即百花蜜浸けに。 また➋セイヨウさん(1.2km先の100群規模の蜂場から来訪)は、薄手の手袋をして3本の指で直掴み(20匹ほど) → そのまま潰すのは可哀そうなので、大好物の百花蜜に浸けてあげました。 … 効きは期待できませんが、ものは試しです。
その後 この群がスズメバチや盗蜂被害に遭う可能性は高いと思い注意していましたが、早速盗蜂との激しいバトルを目撃しました。 巣門前に3塊、地面に3塊、てっきり洋蜂達による盗蜂事件と思いきや、すべて和蜂でした。 結果は双方合わせて40匹程の犠牲が出ました。
その後も規模は小さくなりましたが、5回ほど(いずれも好天の日に)盗蜂騒ぎがありました。 2回目以降は バトルを見かけたらシャワー掛けで鎮めるようにしています。
以下の動画は3回目のもので、2匹の盗蜂がもう動かなくなっているのに執拗に攻撃を続けています。 … 弱勢ながらまだまだある防衛能力にホッとしました。
では盗和蜂はどこから来たのか? … (1) 自家他群?〔2群共に強勢を維持し、盛んに蜜場へ通っています〕 (2) 自然群?〔多数が来たということは 何かトラブル?〕 → 盗蜂バトルの他に2匹の雄蜂も観ましたので、恐らく女王様が不慮の死で無王群となってしまった自然群からの来襲かもしれないと思いました。
自然群の場合、もしかすると今春家から巣立った分蜂群かもしれないので、彼女たちの最期にできるだけのことをしてあげて、自家群とのバトルも避けたいと考え、待ち受け巣箱に給餌をしました。 案の定 すぐに大盛況となり、オオスズメバチまで来てしまいました。 (このオオスズメバチも百花蜜浸けになっていますが、網で捕獲する際に空振りしてしまったら、目にかかったら失明すると言われている毒液を噴き出しました。霧状に噴き出したのでなく、ドピュッと液の塊で出したのを見て恐怖を覚えました。以前から頭上にいるオオスズメバチを捕獲しようとしないと決めていましたが、それを無視すると大変危険だということを認識させられました。でもすぐに目的の毒液が失われてしまい 残念な気持ちに変わりました。)
待ち受け巣箱に給餌するようにしてからは、餌切れした時に1回盗蜂バトルがあっただけでした。 また、給餌巣箱に来ているのは 自然無王群だけでなく、自家他群の蜂も混ざっていると思うのですが、そこでのバトルは見られません。
それと 当地では昨年に比べてオオスズメバチの来襲が大幅に少ない(飼育和蜂の群数は1群から3群に増えているのに)状況で、百花蜜浸けのためにおびき寄せるには この待ち受け巣箱の外にハチミツを給餌してみようかと考えています。