今年は和蜂養蜂を始めてから、秋の逃去が最も多い年となった。田舎郡田舎村字田吾作の自宅に逃去した空箱とシートを置いているが、この匂いに誘われて三日間で多数のオオスズメが付いた。今年は奴らが非常に多い。
保有群はシートを置いても全体の2/3近くが逃去した。シートは巣門から離して置くため、オオスズメが巣門に寄り付くことは避けられない。このため群が籠城したり、逃去する。シートには蠅や木の葉が付き、定期的な交換が必要となる。シートに替わる確実な解決策の必要を痛感し、知恵を絞ってみた。
①オオスズメが巣門に寄り付けば高電圧で撃退する。ついでに、②暗くなれば巣門に網のカーテンを降ろし、ハチノスツヅリガの成虫の侵入を阻止する。③巣箱内の高温時や梅雨などの高湿度時にファンを回して箱内の空気を排出する。以上が自動的に動作する装置を製作し対処したい。これができれば見回り回数と逃去を大きく減らすことができる。
オオスズメ飛来の検知方法は、電線への接触、低周波音(オオスズメの羽音 約60~70Hz)、超音波、赤外線による検知 … などを考えるが試行錯誤が多くなるかも知れない。
更には、◎分蜂時期に蜜蝋を加熱する。(入居誘引促進のため)◎ルアーを夜間に封印する。(使用可能日数を延長)◎分蜂発生を巣箱の重量変化、羽音などにより検知し無線やメールで通知する。… などを考えるが、コスト・装置製作の手間・実効性の検討が必要になる。