紆余曲折したが、自然樹もどき巣箱は改正する方向にした。
この巣箱の最大の特徴は根っこを掘り出さずに、大地に接続したまま作成する事である。
これで台風対策は万全である。
大底には土を10cm程入れて、その上に30cm四方の御影石の平板を置く。目的は湿気対策。
巣門はこの檜の南側にシラカシがくっ付いたままで大きくなっているが、その間に設置しようと考えている。
方位は南南西。
白樫の樹高は15m以上で、常緑樹だ。防風・目隠し・日当たりを考慮して随時剪定を行う。
樹洞の北側に31cmX66cmのペアガラスを外側から設置する。
ペアガラスの外側には雨戸を付け、普段は内部を隠す事と断熱効果を狙った。
緊急時には雨戸もペアガラスも全部外せるので、内部の処置は可能となる。
洞は蟻が棲み付いていたのか、腐っていたので、その部分を取り除いた結果、大きな空間になってしまった。
円の面積は半径15cmで、高さが1m以上あるので、容積は 3.14X0.15X0.15X1M(高さ)=70リットル~90リットルになってしまった。
トーマス D シーリーの 100リットリ未満を辛うじて達成した。
しかし大きいと思う。
対馬では伝統的な蜂洞養蜂が行われている。
対馬蜂洞のサイズは、画像から推測すると 3.14X0.1X0.1X1M(高さ)=31.4リットル~40リットル
採蜜しておられるのは扇次男さん(対馬ニホンミツバチ部会会長)で腰のベルトの高さと蜂洞の高さが同じ位である。
トーマス D シーリーの書籍の好ましい容積40リットルを少し下回るようだ。
扇さんの採蜜画像は以下の通り。
説明では3分の1の蜜を冬用に残して、切り取った上部の3分の2の空間が1年後には再び蜂蜜で満たされるようだ。
なんとも簡単な養蜂だ。
このみつばちQ&Aで丸洞を検索すると、蜜の全取りや半取りは逃去が多く、地域の群勢が衰えているとの書き込みが散見された。
対馬は離島なので、逃去しても落ち着き先は対馬の森か、他の人の蜂洞なのか、島から逃げる事はなさそうなので、それでも良いのかもと想像している。
私が製作中の巣箱は、もうここまでやってしまったので、前へ進む事とする。
採蜜はガラス窓から観察して、4分の1にするか3分の1にするか、決めようと思う。
いずれにしても、採蜜は控えめにしようと思っている。
構想はどんどん変わって行くが、どこで落ち着くであろうか? 私もちびっ娘も待ち遠しく思っている。
続く