現在4段の巣箱ですが、越冬にはどれだけの段数が必要なんでしょうか？

えいさきまいさん　こんばんは。　越冬に必要なのは、段数では無いと思います。蜂数とそれに見合う蜂娘達の食糧です。私なら、４段のうちの巣板が３段強？くらいしかない群から、この時期（初冬に差し掛かってる）に採蜜はしません。
単純に計算しても、４５ｃｍ～５０ｃｍ（上３段強）しかない巣板の上１０ｃｍを捥ぎ取ってしまったら、大事な越冬用のハチミツが随分無くなってしまいます。
例えば、今１段も満ちていない、自然入居した群でも、その小さな蜂数に合わせて、食料を確保できるなら、越冬は出来ます。

２年前１０月下旬に入居した群ですが、これでも越冬しました。蜂数が少ないから、それほどの食糧を貯めてなくても良かったのです。
逆に、ぎっしり沢山の蜂が詰まった群でも、それを冬中賄えるだけの食糧を確保できなければ、餓死してしまいます。
静岡なら、冬の蜜源もそれほど心配はない暖かさなのでしょうね。南房総と似ているのではないかと推察します。それでも、越冬できるかどうかのギリギリの状態まで採蜜して、蜂娘達に負担をかけるよりも、たっぷりと余るほどの貯蜜を蓄えさせて冬を豊かに過ごさせてやりたいと、私なら思います。ですから、うちの群は、採蜜しても良いだけ貯蜜がありましたが、今年は見送ります（●＾o＾●）

えいさきまいさん

段数が5段あろうが7段あろうが関係ありません　

問題は貯蜜量がどれだけあるかです

段数が多い程春先は沢山の貯蜜があります

でも猛暑など続くと段数の多い巣箱程勢いがあり蜂数も多いので消費量も多いです

蜂数に応じた密量が必要です

取り過ぎた場合安い蜂蜜を春になるまで給仕すれば良いです

冬中給仕すると蜂数は増え続け蜂蜜消費量も増えます

お金にいとめをつけないなら一か八かにかけても良いかと思います

ただし蜜切れ起こすと一晩で群は消滅しますよ

貯蜜の量を念のために確認するのがいいです。巣箱を持ち上げられれば重さが分かり、１０キロ以上くらい重ければ大丈夫でしょう、あるいは持ち上げなくても横に押してみれば重さが分かると覆います。

暖地と思うので最強群なら７～８キロ、中くらいの群では５～６キロ以上たまっているようなら大丈夫です。また春になっても花が多くなって消費する蜜より運び込む蜜の方が多くなるまでは蜜切れすれば餓死してしまう事があるのでその転換点を知っておくのが必要です。

越冬するには蜂蜜が平均で5kgは必要です。

段数で判断するのは難しいと思います、巣の長さと蜂蜜量は比例しません。

私はある販売していた本に書いて有ったのですが重量計(体重計)で計って5kg残っているように採蜜しています、予め屋根と重箱の重量を計って置いて、全巣箱の重量Skgを計ります、そして屋根Yと重箱Jを引きます。

S-Y-J=巣(蜜蝋)と蜜蜂、幼虫、花粉、蜂蜜=Z、となります、この重さZの何%が蜂蜜か採蜜実績から算出しておきます、場所に寄って蜂蜜の%は違うので個人の実績から平均%を出して下さい、(先ほど書いた本には参考値が書いて有りました)

仮に全巣箱重量から屋根、全重箱を引いた重量が20kgZとし蜂蜜%が仮に60%とすると20kgZx0.6=12kgGが蜂蜜の量となります、12kgG-越冬蜜量5kg=7kgD採蜜できます、最上部の重箱から採蜜するので仮に内寸22cm角、高さ15cmの重箱の蜂蜜量は2.2x2.2x1.5x1.4(蜂蜜比重)x蜜量比率を仮に50%とすると=5.082kg、約5kgKになります、すると採蜜できる7kgDから5kgKを引くと2kgA余りますので1重箱は採蜜できます、越冬蜜量は5kg+2kgA=7kgなので充分越冬はできることになります。

私はこの方法で採蜜段数を決め、越冬蜜量を確保することで蜂さん達を無事越冬させております。参考まで。