投稿日:2020/3/14 23:14, 閲覧 1759
最近 アカリンダニによると思われる 日本ミツバチの消滅が投稿されています。私も消滅を経験しました。一般的には アカリンダニによる症状は 徘徊(飛べないで地面を這う)、Kウイング(後羽が閉じない)、下痢便(ねっとりした便をする)などと言われます。急激に蜂数が減少したりします。疑問点を書いてみます。
①アカリンダニは蜂の気管に寄生しているようです。気管に寄生して体液を吸ったり詰まったりするわけだろうが 徘徊している蜂は たしかに飛ばないが すごい勢い(速足で)動き回っている蜂も居る。とても気管が詰まって息苦しいようには見えない。(息苦しくて飛べないように見えない)
②どうして気管にアカリンダニが寄生するとKウイング(羽が閉じない)になるのだろう。
③症状が出たので アカリンダニ検査をすると(アカリンダニが寄生していると思われる蜂で検査すると) すべての蜂に寄生しているわけではなく 一部の蜂だけに寄生が見られるらしい。
④アカリンダニが気管に寄生しただけなのに どうして下痢便になるのか。
今 私たちがアカリンダニで消滅したと思っている群、他にも何かあるんじゃないかと思う。
ヘキサゴンさん、私なりの解釈ですが、まず①は息苦しくて飛べない訳ではなく、研究者によるとアカリンダニの影響により、飛翔筋がおかされて飛べなくなるそうです。
②も同じ理由からだと思いますが、アカリンダニにやられているすべての蜂がKウイングになる訳ではなく、一部だけですがアカリンダニ罹患率が高い群れほどKウイングが多くなる事も確かだと思います。
③はアカリンダニの発生初期の頃、農研機構の前田先生の所にサンプルを送ると、正確に「罹患率○○%です。」との回答がありましたが、その頃の多くの例からも100%の罹患はなかったと思います。思うに100%になる前にその群れは消滅してしまうのでしょう。
④は原因は分かりませんが、激しい罹患群は巣箱外壁に多くの茶色の下痢便を付ける事は確かで、こうなるとあらゆる手段を執っても助けられる率は低くなります。
ヘキサゴンさん おはようございます。
アカリンダニ症にかかるとさまざまな疑問が湧いてきますね。
次の写真は特別なものでなくごく普通のアカリンダニ症にかかった気管です。
これはアカリンダニに侵された第一気門からの気管です。左右にありますが、左右両方とも侵されて
いるもの、片側だけ侵されているものがみられます。データ整理はしていませんが、片側だのものが多いです。Kウイングとよく言われますが、片側だけのもの両側にみられものも見られます。
第一気門は飛翔筋への空気の取り入れ口でこれが侵されると飛べなくなります。
>気管が詰まって息苦しい・・これについてはよくわかりません。ミツバチは胸部に1対・腹部に左右対称に5対の気門があります。これらがどのような役割をしているのかまでは、今の所勉強不足でわかりません。
>一部の蜂だけに寄生・・これは体験しています。罹患群でも重度のもの、比較的軽度のもの、健全なものが見られます。症状が進んでくると重度のものの割合が増えてきます。
>下痢便については良くわかりません。下痢便=アカリンダニ症と思っていましたが、確定した論文は出ていません。また、この冬4群アカリンダニ症にかかりましたが、下痢便が初期に見られたものが1群ありましたが他の3群は見られません。ただ現在継続観察している2群についても2群とも巣箱に下痢便は付いていませんが、顕鏡検査していると1群のものは腹を押さえると軟便が出てきます。これらの差の要因は分かりません。
分からないとこばかりですみませんでした。最後に少し希望のある写真をあげます。早期発見早期治療で治った例です。
1/25日から蟻酸投与をしていました。写真は3/1日 (右の内壁の窪みを基準にみてください)3/1
3月12日
巣も白く、造巣が進んで蜂も増えてきました。
➀~③は割愛です。
④はNosens apis Zanderの可能性があります。症候群を罹病した働き蜂・崩壊後に残された死骸からNosens胞子を検出している研究チームが国内にあります。別の目的でNosens apisを採取しておりますので下痢便=Nosensという論文は出てこないと思います。ただ、高確率で崩壊群・持ち直した群共にNosens apis Zanderを検出しているそうです。
2020/3/15 00:16
2020/3/15 09:48
2020/3/15 18:41
私は、蜜蜂が、アカリンダニ、症状と言う状況に、なると、冬寒の入り大寒、寒の戻りに、消える。
人間、癌と言う、病状持ても、死因、死亡診断書に書かれる病名、肺炎、、、此で良いと思う。
又、徘徊トラップの蜂、顕微鏡、気管切開検査し寄生50%以下成らない。現在の、蜂飼いの知識で、越冬して。4月に、分蜂して、世代交代、命の連鎖が続く。ここ迄、分かれば、十分、それ以上は、蛇足、学者の遊びだと思う。
蜂飼いは、検査で20匹0ダニ罹患で、罹患確率5%以下。検査20匹で9匹ダニ罹患で罹患ん率45%ー50%、この時期迄に、蜂飼いが現在知る対応取れば。越冬、して。春に分蜂する、、、、世代交代する
ここ迄分かれば、蜂飼うなら、見抜く手立て、又は、眼力持ち、症状を、係数的に判断し、対応、出来れば其で良い
酒屋、醸造元は、納豆を、一生食さない。病院の管理栄養士が二枚貝を、一生食さない。は、名人芸、プロの経験知識の世界、知らず知らずに蜂飼い幸に飼える。
検査、必要、判断し、検査、そして、適格対応、コロナが教えてくれている、、、騒がず検査そして対応策。で十分、十二分。。。。。。いざいかん
2020/3/15 02:44
nakayan@静岡さん ありがとうございます。
アカリンダニは気管に寄生すると言われるので アカリンダニが気管内で増殖すると 気管が狭くなって(息を吸えなくなって)飛べなくなると思っていました。大きな誤解でした。気管内の寄生している数が多くても少なくても飛べなくなる蜂が出るという事ですね。筋肉がおかされれば筋肉を使って発熱することが出来ず気温が下がれば凍死しますね。
③ 検査に出す検体は 症状が出たと思われる蜂で検査すると思っていました。検体は症状が出た蜂ではなく無作為に捕まえて検査に出すのですね。100匹の検体で検査し3匹アカリンダニが確認できれば感染率3%という事になります。たとえ1匹だけであっても 自然にいなくならないだろうから何らかの対策をしなければなりませんね。
④もアカリンダニが体液を吸うことで健康を害すのでしょうね。
最近 ウイルスによる被害があると どこかで読んだ気がします。原因のわからないことは 原因はウイルスではないかと かたづけるわけではありませんが 原因追求や検査を自分でできるわけではなく 投稿された方々の言われることをうのみに信じることしかできません。せめて 対処の仕方だけでも確立されると安心できます。
2020/3/15 20:35
金剛杖さん 奥深い回答ありがとうございました。
おっしゃるとおりかもしれません。私たち蜂飼いが受け持つ範囲で対処し それ以外の事は その筋の専門家に任せるのが良いかもしれません。楽しく蜂を飼いたいですね。
2020/3/15 20:44
ヘキサゴンさん、その通りです。
>せめて 対処の仕方だけでも確立されると安心できます。
その対処の仕方が確定出来ず、皆さん苦労しています。「この段階で、これをすれば、確実に消滅からは救える」と言う対処が早く出来る様になると良いですね。
2020/3/16 08:33
kuniさん 詳しい話 ありがとうございます。
復活した群の蜂の中には アカリンダニが寄生していて気管で死んでいる(寄生していた跡)がある蜂は確認できるのでしょうか?一度感染すれば何らかの後遺症が出るかもしれませんね。
寿命があるので 一定期間経過すれば すべて新しい蜂に入れ替わりアカリンダニ症から復活した蜂は居なくなります。しかし また 感染している群から移ってきます。
アカリンダニに感染して消滅したら 他から捕獲して補充すればよいわけではなく、いずれ すべてのミツバチに感染することは 時間の問題と考えます。アカリンダニに強い(アカリンダニを寄せ付けない)ミツバチが現れることを願っています。
2020/3/15 21:09
ヘキサゴンさん
>寿命があるので 一定期間経過すれば すべて新しい蜂に入れ替わりアカリンダニ症から復活した蜂は居なくなります。
こうはいかないと思います。アカリンダニは気管に入ったままではなく、外に出て若い蜂に移りまたそこで寄生します。駆除戦いが長くなるのもこのためです。
2020/3/16 17:40
ちょびさん ありがとうございます。
この場で回答される方々は 学者のように勉強されていて びっくりです。私なんか『あれ また消滅しちゃった。変な病気にかかっちゃったかな~。なんでかな~。』くらいな感じで流しています。なんせ 目に見えない、どうなっているのか自分では調べようがない(確認できない)。コロナウイルスのように感染していても 症状がすぐ出ないのは厄介ですね。
2020/3/15 21:23
私は思います。理屈や原因はわからなくても 再現できないことは 間違っている可能性があると思います。もちろん 同じ事をしても必ず同じ結果にならないことも ありますが まれだと思います。大半は同じ結果になると思います。
まったく同じ条件下で 何回も同じことをすることは 難しいことかもしれませんが 再現性のない対処法は 疑うべきではないでしょうか。(馬鹿だから・・・・。)
2020/3/15 23:19
再現性で、言えば、現在わかって、アカリンダニ症状の時、早期、早急に有機酸又は、1部油性香料類を、投与しないと。90%。越冬分蜂出来ない。のが、私の管理群んです。しかし、ここ数年、蜂飼いが知る、既存の予防、投与で、羽化新働き蜂が罹患予防され、罹患古蜂の死により、新働き蜂の正常群増大し、巣板を、覆う迄に群増大するのを、、蜂飼い知る
又女王蜂、羽化期にアカリンダニに罹患しないと、3ー5年生きる事も、蜂飼いは、再現性有る事実、としている
此だけ知れば、ダニ対策
此だけ知れば、蜜蜂弱体化予防
此だけ知れば、菌、ウィルス、対策
ここ数年、通年ズボラ対策でも50ー60%の越冬率(6月末数対翌年4月1日)が再現できます
捕獲熱心な飼い主なら、30%同越冬率で1対1。毎年同数の春の分蜂前飼育数に成る。
50ー60%だと毎年二倍い以上成ります。多く成りすぎ、管理不良で、絶滅さします。蜂飼いは、10群にも0群にも成ります。
適正に、何時も春3群いる管理に、節度持ち飼いたいものです。、、欲望制御難しい
2020/3/16 05:06
最初にアカリンダニで消滅寸前になったとき ギ酸が良いと言われギ酸パテを処方したが 消滅してしまった。このQ&Aでは ギ酸を使って復活したという投稿がある。ギ酸は特効薬のように思っていた私は ギ酸を処方すれば必ず治るくらいに思っていたので ショック!!
この時思ったのは アカリンダニが寄生している蜂を集めて容器に入れギ酸を入れ、アカリンダニだけを殺せば蜂は元気になるのではないかと。でも ここで教えてもらったのは アカリンダニが寄生すると筋肉に影響を与え完治できない事だった。死ぬしかないという事だ。ガックリ!!
私は思う 残念だが 感染した群はあきらめて(自己責任でやらなければならないことは避けて) 感染しないよう予防することに力を注ぎたい。
2020/3/17 21:09
ヘキサゴン
岐阜県
2013年より日本ミツバチを飼っています。やっと一通りのことは経験し いまでは5群を越冬させ 蜂蜜や分蜂群も知り合いに配ることもできました。今まで経験してきたこ...
nakayan@静岡
静岡県
本格的に始めたのは2015年からですが、13年の9月に柿の木の蜂球を見つけて角洞に飼い始めましたが年を越せずに消滅しました。14年に金稜辺を二鉢購入し翌年から本...
kuni
三重県
重箱式・フローハイブ・巣枠式楽しみながらやっています。 課題は夏分蜂をいかにして乗り切り秋まで維持できるか。重箱では、4段の少数 段で採蜜をローテションを目指し...
ヘキサゴン
岐阜県
2013年より日本ミツバチを飼っています。やっと一通りのことは経験し いまでは5群を越冬させ 蜂蜜や分蜂群も知り合いに配ることもできました。今まで経験してきたこ...
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金剛杖
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よちよち歩きの老人
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東京の多摩地域でニホンミツバチを飼っています。 本業は果樹園の人。農薬普段使いしているプロ中のプロです。 農薬の知識、農薬に関する法令についても知識が豊富です。...