ピザ窯群から15メートル離れたエノキ群が巣落ちしました。昨日は外気温26.4度、箱内部気温33.6度でした。昨日の夕方4時頃に発見し、応急処置が完了したのは8時頃でした。落下後2日が経過していました。落下した瞬間の温度はわかりませんが、ここ3日は晴れたり曇ったり、猛暑という感じではなかったのでびっくりしました。巣門前にいつもよりもちょっと多いかなという程度で蜂が出ていたので、扉を開けると、、、
一瞬、ナンデ?と目を疑いました。状況を把握したかったので、急いで巣箱を持ち上げました。
細長い巣板が折りたたまれるように落ちています。落下した後、ゆっくりと折りたたまれた模様。下からカメラを差し入れて、原因がはっきりと判明しました。
(その原因が私の間違った見立てであればぜひご指摘ください)
全ての巣板が巣落ち防止棒を避けて、つらら状に複数、分割されて下がっていました。蜜が貯められ、細い付け根が耐えられなかったということです。
とりあえずこのままでは巣門を塞いでいるし、スムシも産卵しやすいので、底板に落ちた巣のカタマリを最上部のメントール空間箱に置きます。盛り上げ巣のような格好にします。
板を乗せてはっちゃんたちを誘導。自分たちでゾロゾロ入っていきます。
今朝の様子です。
いつもより少し少ないですが、巣門の前はいつも通りにキイロスズメバチの襲撃に備えて警備しています。
手書きマンガの図の上から4段目、木でできた8φ丸棒のところから棒を嫌って巣板が分割しました。これまでこのサイトの日誌などで木の丸棒を採用されている方も見たことがあったので、色々な素材を試していく中で使ってみましたが、8φでは太すぎたのかもしれません。先日、篠竹を井桁に組んで作った巣落ち防止棒を試し始めたのですが、8φくらいのものもあり、検討の余地はあるかと思いました。「巣落ち防止」どころか、「巣落ちを助長する棒」を作ってしまいました。申し訳ない気持ちでいっぱいです。wakaba-どじょっこさんが細い竹ひごを一段ずつ45度の角度に振って施工されているスタイルが完璧なのではないかと感じます。
あれほど温度に気を配り、巣落ちを防ぐことに心血を注いできましたが、それ以前の問題によって今回の人災が起きてしまいました。
原因はわかりましたが、残された巣脾もそれぞれがつらら状になっており、いつ落下してもおかしくない状況です。とりあえず巣脾に触るくらいに棒を側面から入れて、そこに接着してくれたらと願っております。これ以外につららを落下させない方法がありますでしょうか?