暖冬、猛暑と飼育環境は良いとは言えなかった2020年でした、京都府ではアカリンダニの影響も落ち着き越冬群れの分蜂、分蜂群れの捕獲も順調に推移しました。
また2015年から取り組んできた巣箱持ち上げ機も、京都府北部産業創造センターのご協力で完成する事が出来ました。
昨年からの越冬群れは41群れ現在生存群れは28群れ、分蜂群れ保護捕獲など99群れ、現在生存群れ68群れ(内5群れは研究機関などに譲渡)、合計96群れ。
駆除依頼(保護)群れは4群れ、8月初めに行ったお墓の群れは数日後に逃居、天井裏群れは手が入らず残念、9月に行ったお墓の群れと10月の床下群れは現在も生存。
越冬群れ、捕獲群れの内逃居などは44群れ。
内訳は、開放巣がオオスズメバチに襲われ逃居。
西洋に襲われ逃居が2群れ、熊に襲われ逃居が4群れ、アカリンダニ1群れ、不明が36群れになります。
今年は夏分蜂が多く女王蜂の交代に失敗した群れが相当数あったように感じます。
採蜜は越冬群れの無駄巣処理を4月から始め夏前に30回、9月以後12月11日までに60回ほど行いました。
今年は重箱6段以上になっていて2段採蜜しても貯蜜が全くない群れ(これまでの最低)がある反面これまでの最高の貯蜜量がありました。
全体としては9月10月に例年の8割程度の群れが多くありました、それ以後は例年通り重箱1個に5㎏程度の貯蜜になりました。
今年も大変お世話になりました、来年もよろしくお願いいたします。
来年が皆様と皆様のミツバチにとって良い年になることをお祈り申し上げます。
上記の一部数字に間違いがありましたので訂正させていただきます。(2021年月20日)
分蜂群れ保護捕獲など99⇒63群れ、現在生存群れ73群れ(内5群れは研究機関などに譲渡)