とても残念な結果となってしまいました。
➊1群目は今春3回分蜂を果たした群で、1ヶ月前に消滅となりました。 3回の分蜂共 蜂数は少なく、5~6回いきそうだったのに止まってしまい、違和感を感じていました。 内部の確認も兼ねて 最終分蜂後の2週間後に 1段採蜜。 1段と2段の切断面はとてもきれいで、スムシも確認されませんでした。 その後様子見しましたがあまり芳しくなく、5/中旬に巣箱の夏仕様化(底板ユニット撤去=アオヤギ式化)した時に、底板の周囲に多数のスムシを確認。 上部が心配になって 最上段を採蜜、上にも大きなモゾモゾが居ました。 続けてもう1段切り取りました。
この時点で 切断面やその下を覗いたところでは スムシやスムシ害は確認できなかったので、もしすこし残っていても、後はちびっ娘達に払い落としてもらおうと 様子見することにしました。 〔⇒ 本当はこの時点で、自宅に移動してチェックや大胆なケアをしてあげるべきでした m(_ _)m〕
6/11 (これも異常の兆しだったのかもしれませんが…) なかなか齧り落とさない王台を付けた巣脾下端を切除しました。 … でも 1週間後に観察窓側の巣板が傾き、切除。 〔スムシの侵食が原因です〕 さらに1週間後に 巣板1枚が巣落ち。 ⇒ 地面には落ちず、底板位置に置いた給餌皿で受け止めました。
隣に空の巣箱をセットしましたが、この時点で多数の雄蜂が確認できたので、最期を悟り、その後消滅。 ⇒ 恐らく 巣板がもたれ掛かった時に女王様が挟まれ、無王化してしまったと思われます。
➋2群目は 今春自宅で分蜂した群で、当初から蜂数が少なく、造巣は超スローでしたが、「マイペースでいいよ!」と声掛けしていて、4日前に少し給餌した時には シマリングも聞こえ、早朝行われた農毒の空中散布の害も確認されませんでした。
ところが 一昨日行ってみると、静寂でちびっ娘達がいない!?? やっと巣脾で埋まった1段目が下の写真です。
これを見てわかったのは、初期に造られた奥側の巣板が褐色化していて、下端にちびっ娘による齧り落としがありました。 … 蜂数が少なく、初期の頃からスムシに侵食されていて、それに飼い主が気付かず、適切な措置を講じることができなかった故の結果という可能性が高いです。 … ➊の例に続いて この群も一旦自宅に持ち帰りたかったのですが、自宅では 最強の合同群がトラブルに見舞われ、現在奮戦中のため、見送ってしまいました⤵
尚、巣脾の上部には貯蜜された蜜が残っており、計画的な逃去とは違います。 また巣箱下や周辺地面には死骸はありませんでした。 また待受け巣箱には入居していませんでした。
希望としては群の死滅ではなく 逃去と思いたく、1日おいて昨日巣板を回収しました。 巣板は一部ににスムシチューブが確認できました。
… ちょっと可哀そうだったのは、今羽化してきているちびっ娘達。 ⇒ 自宅で養生中の群の簀の子上に 巣蜜を置いてたからせたら、攻撃されていなかったので、合計7匹ほど合流させました。 受け入れてもらえると嬉しいです。
尚、親戚の巣箱には、逃去(生き延び)を信じて 簀の子上に 貯蜜部分{巣蜜}の一部を置いておきました。
自宅群は現在3群で、親戚への群の補充はできないので、来春までお休みとし、いろいろと考え直す時間に充てます。 また、自宅群でアカリンダニ症が観られた場合は、別群を即非難させます。