地熱利用で地面直結型の基礎は素晴らしいと思った時期がある。
確かに巣箱内温度は地面と言う大きな蓄熱体の影響を受けて良い事もある。
こうする場合には地面は岩盤など強固なものであれば欠点は少ないかも知れない。
この方式で丸洞を置いたものが4基程ある。
営巣中でこの方式をとっているものは白樫群(乱暴に放りこんだ群)。
この方式をとっていたが為に散々苦労したたクヌギ群(秋入居群の跡取り群)
下の画像は分かりやすい欠点だ。
ごらんの様にカブトムシが地面からはい出したようだ。 丸洞の近くにクヌギがあるのでこうなった。
地面直結型は悪いと言う事ではない。 メリットもある。
巣カスが地面に落ちて蟻やダンゴムシ・ゲジゲジなどが分解してくれることだ。
しかし、基礎を高い位置まで土盛りしないと水が溜まり、巣箱内が湿気てしまう事になる。
巣箱内は乾燥しているのが良い。
これは奈良県だったと思う。 高台の崖に板を敷いてその上に巣箱を載せている。
こちらは対馬で石の土台になっている。
巣箱の底になる部分は石の平板でも木材でもよいと思う。
とにかく地面直結型は相当考えないとデメリットが出てしまう。