にほんみつばちを重箱式で始めた頃は巣板は天井からぶら下がるのが基本でこれ以外の巣があるとは想像できなかった。
「にほんみつばちはなぜ盛り上げ巣を作るか」で検索していたらユーチューブで見つけた。
大きな大きな盛り上げ巣。
この盛り上げ巣はどうやって造らせたかを調べたいのではない。
にほんみつばちにはこのような建築技術があると言う事が分かった。
下のブログはみつばちQ&Aの皆さんの日誌等から盛り上げるの事例を収集したもの。
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島根県弥栄村では重箱を上に繋ぐ伝統養蜂があるが、この大きな大きな盛り上げ巣を見れば弥栄式と繋がるものを感じる。
重箱を上に継ぐ方式を今も普通になさっておられる方がみつばちQ&Aの会員さんの中にいらっしゃるようだ。
腰に負担のかからない養蜂として素晴らしいものだと感じる。
ところで下の画像は弥栄村方式だが、ブロックが採用されているので最近でもこの方式がなされていると想像できる。 Birdmanさんから貴重なコメントを頂いている。
38qa.net/130328
丸洞養蜂でも最初の採蜜は上から20cmなり採蜜して、採蜜後の空間を残したまま蓋をする。
翌年にはその空間に盛り上げ巣が出来ているとの事。
にほんみつばちは下でも上でも、空間があれば総合的に判断して巣板を伸ばすものだと確信する。
私の丸洞で内検画像を撮った時には丸洞の中間から巣板を作りかけた群が3例ある。
最初はこのような巣板形成を見て戸惑った。
しかし今はこのような巣板形成が何でもない、むしろ自然樹の洞などでは普通に行われているのではないかと想像している。
にほんみつばちの習性(巣板の作り方)を知る事でにほんみつばちがどのような空間を欲しているかを知り、そんな住処を作りたい。
たまたま、今作っている自然樹洞は切り株が30cm、その上に60cmの丸洞を載せたので90cnの高さ、内径25cmの空間が出来ている。
丸洞であればこのサイズで良いと思う。
蓋をして完了と思っていたが、敢えてこの上に天井板合体型の35cm位の丸洞を載せよう。
高すぎる丸洞になるが、この住処を天井から巣板を伸ばそうが、中間から巣板を作って行こうが構わない。
その判断はにほんみつばちに任せる。