今から30年以上前になりますが、大学の同窓会の秋田県人会に始めて出席した時、当時70代の大先輩が、一人一人に、1リットルくらいの瓶に入った蜂蜜をくださいました。その方は、趣味で養蜂をなさっていて、毎年、同窓会の出席者にくださっていたのだそうです。その時始めて、養蜂に興味をもちました。大先輩は、いつでも見に来なさいと言ってくださったのですが、仕事に追われてお会い出来なくなりました。もともと、田舎に住むなら、小規模な循環型農業をやってみたいと思っていたので、少しずつ、荒れ果てた状態になっていた夫の生まれ育った土地に、畑や庭を作り、15年前に家を建てて引っ越しました。その後、10年くらい前、蜜蜂の謎の失踪が話題になって、2009年にこの本を読みました。
本当ショックを受けました。と同時に、ニホンミツバチなら仕事をしながらでも飼えるのではないかと思い、ネットで調べてみました。そして、九州の日本蜜蜂学習塾から、巣箱を購入しました。
サイズが京都の週末養蜂のものより大きいのですが、今も待ち受け箱として活躍しています。購入して2年間は自宅敷地に置いたものの全く入らず、今思うと、野生群を見かけることもないところだったので当然ですね。それで、友人、知人にニホンミツバチが居るという情報を聞いたら教えてくれる様頼んで、2011年に、50km離れた友人の勤務先の敷地に、ニホンミツバチの巣があるということで、そこに巣箱を置かせてもらいました。それから3年後の2014年にようやく入居してくれて、11月に自宅に運んできました。翌年の9月には鳥海山の向こう側のニホンミツバチ会を知り、入会しました。自然入居するまでに充分な時間があったので、本を読んで知識を得たつもりでしたが、実際に飼ってみると、わからない事だらけでした。そんな時にこの週末養蜂家の会を知り、Q&Aのおかげで、これからも長く続けていける希望が持てました。これからもどうぞ宜しくお願いします。