巣板の伸びが偏っている転居群に設置した“じゃま板”ですが、蜂球下端は最近じゃま板の手前で寸止め状態が続いています。
その分 伸びが遅い奥側の巣板が伸びているはずですが、残念ながら以前ちびっ娘が疎らだった奥の空間が 蜂で埋まって巣板の状態は確認できません。 じゃま板を取り除いて 巣門扉から上方を写したのが以下です。(じゃま板は写真の左側に設置しています。)
一方 上部の方はどうかというと、簀の子上の状態が以下です。 9月末に盛上げ巣の造巣が止まりましたが、左上の盛上げ巣は縮小し、右側の盛上げ巣は拡大してきました。 簀の子中央部も盛り上がってきて、だんだんスペース不足に…。
この群の元巣ではアカリンダニ被害が出ていましたから、この時期は気が気ではない状況です。 M剤を施用することで、これまで症状は出ていませんが、本当に気が抜けないと思っています。
施用の仕方は色々変えています。 … 現在は 簀の子上に少し浮かせた給餌皿の巣脾の上に、粉砕したものを乗せています。 (この写真では皿の中にいるちびっ娘は少ないですが、普段は給餌液が無くても沢山たむろしています。 Mガスが一旦皿に溜まることを期待しています。)
尚、無王群の方は、20匹程度に減りましたが、寒さが増す中 頑張っています。 元巣を出てから昨日で131日です。
これまで蜂数が減り続ける中で、巣門前や巣箱周りの地面でちびっ娘の亡骸は1体しか確認していませんので、多くのちびっ娘達は自力での逃避行を果たせたのではないかと思います。 もしそうであれば、本当に良かったです。