生き物たちの森の逃げナイン群、1枚の巣板が落下していた事を昨日発見した。
発見が早かったのでスムシが成長するチャンスを与えなかった事は良かった。
(なぜ早かったと感じたかは巣板の色など、見る限り新鮮に見えた。スムシは居ない)
落下した原因を夢うつつ推測した結果、思い当たる事を記述しておこう。
原因はいくつもありそれらが複合的に悪い方へ向かった時に事故となる。
この群は今シーズン分蜂捕獲したものをここへ3月31日に移動させたもの。
内検画像を見ていくと:
最後の内検が5月9日で巣落ちを発見したのが5月24日だから、巣落ちが発生した時期はその間と云う事になる。
●巣落ちは何時発生するか分からない。
巣落ちが発生しても自然に(自動的)処理されていく仕組みが出来ておれば素晴らしい。
現状はこまめに見守る事しかないだろう!
●改めて画像を見てみると内壁が黒い。
これは丸洞制作後に内部をかなり焼いたものだ。
内部を焼くか焼かないかは地方によって異論があるが、今後の洞の内部はバーナーでチェンソーオイルを消すだけの軽い焼き方にする。
上の内検画像では順調に巣板が成長しているように見える。
天板は同じロットの丸太を13cm程の厚さにして重ねた。
焼きは少なかったと思う。天井は普通に巣板を固着しているだろう。
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下の写真は落下した1枚の巣板を丸洞の大きさと比較する為に編集したもの。
下の写真の画像から思い出した巣板のサイズは長さは40cm位で幅は13cm位。
もってみるとずっしり重かった。貯蜜がかなりあったのかも知れない。
ひょっとすると上3分の1かも。
●落下した巣板から側面が丸洞にしっかり接着されていたかどうかは分からないが、
落下した実物巣板の側面を見ると余り接着していなかったように見える。
数か所接着していたとしても暑さで柔らかくなっていたかも知れない。
●なにより危惧するのは側面が焼きすぎてあるので、にほんみつばちが壁に巣板を接着する事を嫌ったように強く推測する。
●冒頭に記したようにこの群は彼女らの意思で入居したものではない。
強制捕獲分だが、群がここで営巣する事を是としてしまったのではないか?!
焼きすぎを承服できないほどに嫌っておれば、直ぐにでも引っ越しできる羽を持っている。
●しかしながら、ラオス1号基は大変焼きすぎた洞で2回も逃去の悪い実績があるので、感触としては焼くのは嫌われると今は思うようになった。
これからの洞制作は焼かないようにするとしても現在は営巣中なので、外部環境を改善するしか方法がない。
●昨日寒冷紗を張った。
張り方が足りない恐れがあるので、近々追加の寒冷紗を張ろう。
●原因は下記になると思う。
①焼きすぎ洞(焼過ぎが本当にダメなのかの実験をしてしまった)
②強制的に収容
③焼き過ぎを嫌って?巣板固着が弱い
④最近の気温上昇
●対策は涼しい木陰を人工的に創るしかないので、寒冷紗を使用する。
●再び落下する確率が高いのでこまめに底を調べる。