高温・多湿、採蜜時の蜜垂れについて

❶雨天が多い時期 ❷日中の高温時 ❸入居年の温暖期 は蜜の糖度と粘度が低いため、蜜が垂れて蜂が犠牲になることがあります。採蜜前に蜂を下へ退避させるために巣箱をハンマーなどで強く叩いても、育児中の群が巣を捨てて逃げることは先ずありません。ただし、最初に蜂に挨拶し警戒を解く必要があります。蜂の忌避剤ヨモギの汁を上から吹き付けることは効果的です。

当方の三種の採蜜方法が参考になれば幸いです。

0:00　❶一段を切り取る。

3:17　❷一段を切り取らずに持ち上げる。… 蜂の犠牲がほとんど出ない。

8:19　❸一段の半分を切り取る。

蜜の糖度や当日の天候などを考慮して作業の方法を選択します。❶の方法は包丁などで最上段と次段を切り分けます。蜂の犠牲が出やすい短所があります。❷❸の方法は蜂の犠牲が出にくい長所があります。

手袋、面布などの防具を着けずに作業をしています。これは蜂の反応を見ながら慎重に行う必要があります。作業の最初の蜂への挨拶、及び蜂との信頼関係が必要です。防具を着けない作業を奨めるものではありません。

※ 採蜜は気温が低く、前日に集蜜した蜜の糖度が上がると言われる早朝が良いですが、早朝は蜂の機嫌が悪いことがあります。人と同じ？