投稿日:2023/7/31 20:22, 閲覧 292
4日前に外壁隊の近況を日誌しましたが、その後「降雨無しの猛暑日」が続いています。 一方 “外壁隊”の規模は増えてきているのと同時に 解消率も増えています。 これだけの情報だと、『暑苦しいから? ➡ 暑さ対策しなければ!』 と思いがちですが、うちの娘達が本当にそう思っているのか? これまでの観察では そんな素振りを見せることはなく、とても落ち着いていて 統率された行動を採っています。
梅雨明け後、雨も無く 温度&湿度のパターンは変わらず、それに伴って外壁隊の時系列変化も固定化し、2群の差も無くなってきました。 ⇒ 外壁隊のピークは、明け方の最低気温(最高湿度)時で、解消されるのは 昼過ぎの最高気温(最低湿度)時です。 明らかに 暑いから外壁に張り付いているのではありません。
尚、外壁隊は明るいうちは戻らず、暗くなってから夜半くらいまでに 出揃うようです。 … 最下段の写真が 午前2時20分頃の状態です。
温度と湿度の数値は、各巣箱での簡易計によるものです。 この種の外壁隊の出動は 「温度」には全く関係なく、『高湿度』がキーになっています。 ただ85%程度の湿度で外壁隊が並んでいても、そよ風が巣箱周りを抜けると、解消していきます。 よってトリガーと言えるのは、『高湿度×無風』 でしょうか。 … やはり「ハチミツの製造」に関係している/群としては「良好な状態」 という線が濃厚です。
何をしてあげればいいのかと考えると、余程スペースが不足しているのであれば 「継箱」でしょうが、そうでなければ何もする必要はない=ノー・リアクション」が ちびっ娘達には一番いいことだと思います。 ◆最悪手は、『巣箱上部の換気対策』です。
外壁隊が半数くらいになった時の最強群の巣箱内が以下です。
巣落ち防止棒は4段目(巣門枠の上)のもので、新規群なので、1段目には棒は入っていません。 右側が奥で、巣板は奥側で3段目まで来ている感じです。 左側(手前側)には巣板は無く、空間が上部に向かって伸びています。 この空間を作るため 休息中のちびっ娘達は外壁に張り付いている気がします。
元巣群の巣箱内(同じく外壁隊が半数くらいになった時)が以下です。
こちらは真ん中の棒が2段目の巣落ち防止棒で、中央部の巣板が巻き込んできた感じで、左側(手前側)と右側(奥側)は大きな空間になっていて、吸い込まれてしまいそうな感じです (@_@。
このブラックホールは 巣板上方や簀の子上のハチミツ製造現場につながっていて、その場所での空気の湿度を少しでも引き上げないようにしている と想像します。
この空間をちびっ娘達が埋めてしまうと、夏場以外は空気を温める上で役に立つと思いますが、この時期はその必要はなく、じっとしている蜂さんでも呼吸はしていますから、その中を通るうちに湿度が上昇してしまうというデメリットがあるからだと思われます。
また、必要もないのに継箱などすると、蜜蜂の作業効率を悪化させたり、ちびっ娘の負担を増大させるなどの弊害が出かねないので、慎重に見極める必要があります。
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
ハニーエイトマンさん おはようございます。
貴重な日誌をありがとうございます。
2群を時間と共に画像説明され分かりやすいです。
日中は外壁隊も蜜を集めに出勤する必要があって、外壁隊が少なくなる事もあるのではないでしょうか?
2023/8/1 10:36
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...
おっとりさん、こんにちは!
おっしゃるように、この中にいる外勤蜂はシフトが始まる時刻に出勤となるでしょうね。
うち以外の蜜源に行っているちびっ娘を把握することは困難です。うちの蜜源への訪花では、現在№1は「フウセンカズラ」ですが、訪花のピークは 4~5時台(外壁隊のピーク時)で、その後はチラホラです。№2は「ホーリーバジル」で、こちらは日中まんべんなく訪花していますから、この中には夜間外壁隊の一員だったちびっ娘もいると思います。
尚、外壁隊員は 日中湿度が下がったり 風が吹き抜けたりすると減りますが、その多くは巣箱内の休息場所なり就業場所に移動していると思います。〔簀の子上、巣箱内壁、台座内〕
2023/8/1 15:45
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
ハニーエイトマンさん こんにちわ!
フウセンカズラは知りませんでした。
以前のハニーエイトマンさんの日誌を拝読しました。
早朝に来る事と良い木陰を作ってくれますね。
これを取り入れたいと思います。
なにしろ樹木は年数がかかりますが、おそらく風船カズラは春とかに種を蒔けば夏には茂るかと、それに蜜源植物だから一石二鳥です。
2023/8/1 16:33