昨年 全群にどんどん盛上げ巣を造らせましたが、目的は3つです。
①本巣の巣落ち防止、また 多群飼育環境において、②資源の余力〔蜜源の多い時&蜂数が多い時〕の有効活用 並びに ③盛上げ巣の貯蜜の有効活用 です。
①は、全群で回避できました。 ②については、【三女群】以外は 盛上げ巣枠の50%以上に盛上げ巣が広がり、2群から採蜜し、その後5群で 盛上げ巣の上に「簀の子」を乗せました。 盛上げ巣の造巣は 秋口に停止しましたが、全体としては期待以上に 余力を活用して造巣してくれたと思っています。
尚、③については、上に簀の子を入れた5群では、盛上げ巣の貯蜜状況がよくわかりません。 ただ手掛かりになるかと 【三女群】の盛上げ巣を(寒いのに天板とフィルムを開けて)覗き見しました。
自前で造った円柱状の巣板は この状態でストップ、提供してあげた逃去群(旅立ち群)の残した巣板の一部は、当初貯蜜に使っていましたが、巣板自体の成長は確認できませんでした。
現在の盛上げ巣での貯蜜は、ほとんどゼロであることがわかりました。 (写真で巣板の下方の色が濃くなっていますが、貯蜜はほとんどありません。)
これは 蜜源が乏しい時に貯蜜を消費する上で、糖度の低い盛上げ巣の貯蜜の消費が優先されたものと捉えています。 … この方がちびっ娘達にとって負担が小さくて済むので、望ましいと思っています。
この群の状況から類推すると、他の5群でも盛上げ巣の貯蜜が多く消費されているはずです。 ⇒ 目論見通りに経過したと思っていますが、何と言っても 『ちびっ娘達の頑張りの賜物』です。
尚、現在の盛上げ巣は、下部が褐変しており、分蜂期前に撤去するつもりです。