丸穴の直径は45φで4箇所あるのですが、ニホンミツバチの隙間と言われる6ミリ?は守らなければならないと考え、2種類の隙間をデザインしました。1つは同心円状に隙間を作る形、もう一つは格子にする形。いちばん使用頻度が高かった手前左の穴を同心円タイプにして、北側のあまり使わない2つの穴を格子にしました。格子状のメリットは空気を取り込む開口面積が大きく取れると言うことでしょうか。
ところが、同心円隙間タイプの穴は一般的な横長の巣門に比べて明らかに狭く、出たいハチと入りたいハチがかち合ってしまうのです。
もうカオス状態
そこで穴に嵌めていた木に、上側にも隙間を細工してみたら問題は無事解決いたしました!窯の内部では、巣で蜜や花粉を受け渡して用事を済ませたハチは穴に向かって壁を伝って降りてくる格好なので、穴に最初にたどり着く時は大抵は穴の上部に来ますので、出る時は上のスリットから。外から飛んで戻って来たハチは穴の下側に着地しますので、入る時は下のスリットから。・・・・従って、スリット上部は出口専用、スリット下部は入り口専用、、、と言う一方通行が自動的に実現しました。