投稿日:9/15 16:14
通常アタック(成虫を肉団子にして持ち帰る)なら日常だが巣門観察の結果、餌場と判断されるとフェロモン(ファンデルフェヒト腺フェロモン)でマーキングされ、ニホンミツバチもそれを察知して防御態勢を執る。
防御態勢①: 餌場フェロモンをダリアの赤花や匂いのするもので誤魔化そうとする
防御態勢②: 籠城と同時に育児を停止し、計画逃去の準備に入る
防御態勢③: (巣門を突破されたりして)緊急逃去する
対策としては②と③を防がなければならず、その方針として
方針①: 巣門に近付いた者を帰さない(巣門に塗られても道を作らせない)
方針②: 巣門に近付けない(巣門チェックをさせない、巣門に塗らせない)
①は餌場と判断されても仲間さえ連れてこれなければ大丈夫と云う考え、只、蜜蜂はオオスズメバチの巣までフェロモンの道ができてるかは確認しないので、巣門に塗られただけで駄目なら有効ではない。
②は巣門にさえマーキングされなければ大丈夫と云う考え、具体的にどれくらい遠ざければ良いと云う定説なし。一応、腹の端から噴射できる前提で考えれば、横殴りの雨から巣門を濡らさない感じと考えられる。(噴射されても地面に落ちる)
具体的には、網で囲うことだったけど、ゴジラさんに15cm間隔の紐でスズメバチは入って来れなかったよ。
https://38qa.net/question/245920
と教えて戴き、そんなんで効くならと完全に転向しました。巣門に着地できないのなら、遠ざける距離(50cm)も気にしなくて良い筈です。餌場フェロモンを空中散布するなら一寸、考え直しますが、それでもホバリングし乍らなのでベッタリは無理でしょう。
<一応下記考察は残しておきますが>
根拠としては蜜蜂がどれくらいの範囲を自分達の巣だと思っているかです。
ニホンミツバチの場合、仮に巣箱を動かすなら前左右なら30~50cm、上下には20cm以内が定説だそうなので、巣箱は認識できないでしょうから、巣門がそれ以上動くと余所んちの入口でうちのじゃない、うちの入口は何処だっけ?と大騒ぎになります。つまり、それだけ離れた所はうちじゃないと認識してると考えます。
その範囲の外に来ても、あれ? うちには来ないな、になるし、オオスズメバチに餌場フェロモンを塗られても、あら可哀相お隣は白羽の矢が立ったそうよ、良かったぁうちじゃなくて、、となるかと思います。
ポイントは巣箱からでなくて巣門からです。巣門を左右で絞ったりすれば其程、難易度は高くないかと思います。
先ずは巣門が陸路では辿り着けないか遠い必要があります。地面に降りてトコトコ歩いて直ぐ巣門ではホバリングを阻止してもあまり意味がありません。
一応、素材は釣りのテグスで鳥対策も入れたいなぁと、鳥はテグスを非常に嫌います。
取り敢えず、100mm間隔でズラッと先に錘を付けたテグスを天井のトタンなんかから垂らして巣箱を囲んで様子を観たいなぁと。
蜜蜂がどの程度戸惑うか、見えないでぶつかる様なら紐に替えます。間隔が狭いなら拡げます。
次にスズメバチが越えてこれるかみます。できれば、スムシの羽根を拡げた寸法より詰めて、スムシの侵入も防ぎたいトコなので、100mm間隔の千鳥2列にしてオフセットすれば、直線的にしか飛べないスムシは1列を躱しても2列目に当たって落ちないかなぁと考えてます。
これで効果が少しでもあれば、無駄な殺生もしなくて済むのでお寺にもお勧めです。
YouTubeでハチノスツヅリガ観ました。感想はチャバネゴキブリ並みの運動能力です。素早く走り回りシャッと飛びます。ウスグロもそうですが触覚をブンブン回してまるでキングジョーの様です。折角なのでこいつへの対処も併せて考えてみたいと思います。

<用意する物>
・網戸の網
・テグス
・波板2枚(屋根材)
・プッシュピン
<動作原理>

15cmでもスズメバチなら大丈夫だったとありますが、一応100mmピッチにしてあります。
前後を30mmにすることで通過難易度を上げてます。
狙いはホバリングが苦手で直線的に飛んでくるであろうスムシがテグスに当たって落ちる確率を上げ様と云うものです。
恐らく2cmあれば蜜蜂は飛び抜けるので、究極、そこまでピッチを詰めるのと陸路をしっかり消すことでスムシは殆ど入って来れなくなると思います。
先ず、巣門以外を網戸の網で覆います。適当(テキトーでなく浮かせる分大きめにして)な大きさに網を切り、プッシュピンを網の四隅に接着します。ピンを箱に刺して網を着ければプッシュピンの頭分浮いた網で巣箱を囲めます。
次に巣門のある正面側に屋根の庇が出てる分+100mmの網を置きます。前から100mmの所にテグスを通し網が斜めになる位置で結び目を付けて網を吊り下げその先に石を錘として結びます、同じライン100mmピッチで同様にテグスを通していきます。テグスの長さは最高天井高さx2+波板長さ必要です。これ5本で40cm幅をカバーできる簾が前後にできます。同じ要領で横もやれば4面カバーできます。これでスズメバチは巣門前に着地できないと思います。
更にスムシが強行突破してくる確率を下げるために正面側だけ二重にします。2枚目の波板の先にテグスを100mmピッチで垂らして先に錘を括り付け、お祭り防止に先に割り箸を巻き結びで付けます。そしてテグスを着けた2枚目の波板を3cm手前にずらして1枚目の波板に載せます。これで簾が二重になります。

<イメージ>

あっ、、、箱は網戸の網がつけられてると想像して下さい。(忘れてた。。)
cai
神奈川県
メールが煩わしいので通知は全てOFFにしてます。 ニホンミツバチの観察が目的の飼育で野生蜂への巣箱提供と云うスタンスです。分蜂(繁殖)を優先し、採蜜や管理は極力...