投稿日:10/23 00:20
朝、蜂場の見回りに行くと、崖の方でガサガサ音がしてまして、畑の縁にかけていた罠に、鹿がかかってました。8月の猪以来、約2カ月ぶりの獲物。今年はそんなに本腰いれて有害鳥獣駆除に取り組んでなくて、この罠も5月ごろに設置したまま放置してました。ここは蜂場のすぐそばなんで、もしかかってたら音でわかるだろと思ってここにかけたものの、蜂場という人の気配のする空間を嫌ってか、今まであまり獣の気配を感じなかった場所です。秋になって、発情やら冬前の食いだめやらで、鹿の動線が変わったのかもしれません。

この日は昼から奥さんと映画に行く約束だったのですが、これでは仕方ない、映画はキャンセルで。
うちの奥さん的に、鹿はかわいいし神様の乗り物だしって理由で、有害鳥獣駆除自体あんまりよく思ってなさそうなんだけど、その理由にさらにもう一つ、映画キャンセルの原因になるしっていうのが追加されましたw
私の経験上、暇な日はあまり獲物はかからない。
仕事の日とか、遊びの予定入れてるとか、そういう日に限ってかかっちゃうんだなこれが。

5,60キロのメス、後ろ足がぷりぷりで美味しそう!まあ実際この時期のメス鹿は一番美味いんだよなあ。
この後、さくっと解体して、友人に肉を分けて、うちの分はロース一本と後ろ足とヒレを確保。
ロースはソテーして、ヒレはカツにして、後ろ足はジャーキーにする予定。
私の住む飯能市は、猟友会とかに入ってなくても、免許さえあればだれでも有害鳥獣駆除隊に申請できて、報奨金は7000~9000円もらえるんですけど、なかなか駆除が進んでない現状があります。獣の数はよく言って現状維持って感じ。農家たちがもっともっとみんなで自衛して、この地域の畑を電気柵をしなくても大丈夫なくらいにできたらいいなと思います。電気柵がないだけで生産性がめっちゃ上がるので。
蜜源植物の幼木も、鹿がいなければもっと生存率が上がるはず。とにかくもう少し鹿の個体数を低く抑えたい!
テン&シマさん こんばんわ
おおーめっちゃ立派な鹿!
うちの奥さんも鹿は食べないです(笑) 農業のための必要悪とはいえ、自分が食べる必要はないらしい。
私は食べますが、20キロの可食部を全部食べきれるわけもなく、だいたい友人に揚げることが多いですね。
この時期の雄鹿って絶倫すぎて餌を食べないので美味しくないなんて言われてますけど、去年この時期にとれたオスはなかなか美味しくて、見直した経験があります。といっても、やっぱり鹿は鹿、淡白でだんだん飽きてくるんですよねー。個人的なおすすめは、しょうゆとワインと砂糖で漬け込んで燻製にするジャーキーです。これは飽きなくて絶品っすよ!
さて、きっと皆さん気になっているのだろうなと思ってましたが、「大石さんを引き継ぎます」の件、説明します。
(先日、大石さんにご友人2人から「週末養蜂に巴里沙農園とか言う変な奴がいるから気をつけろ」っていう警告?がいったらしく、ああこれはちゃんと説明しなきゃなと思ってたんですが、このサイトのコンプライアンス的に、あまり大っぴらな営業活動はしちゃダメかななんて思って、悩んでました。質問に答える形ならまあいいかな?)
自己紹介&時系列的に説明しますと、私は昔から植物栽培がとても好きで、野口種苗研究所っていう種屋で8年間勤務してました。そこで働きながら、兼業農家的なこともしつつ、二ホンミツバチ飼育もしてました。種屋さんは来月末で退職します。
以前、私の蜂友が大石さんのところでキンリョウヘンを2、30鉢買いまして、そのうちのいくつかを私が分けてもらいました。前々から「無機質の砂利に植えるのってこのランにあってなくない?」と薄々思ってたんですが、せっかく株が増えたのだし、いろいろ実験してみようと思いまして、ケヤキの樹皮チップとかコナラとか、いろいろな有機物を使って栽培をしてみたのです。その結果が思ったより好調で、これは絶対に何かある。と確信して、共生菌根菌の研究を開始しました。その中で、佐賀大学の先生の協力もあり、やはりキンリョウヘンは栽培株でも菌根菌と強い共生関係にあることがわかってきました。
キンリョウヘンの根の細胞にいる木材腐朽菌↓

で、大石さんが事業縮小を言い始めた頃でしょうか、「私共のところに来ても老人なので学べることはないかもしれませんよ」的な感じでやんわり断られたのを押し切って、大石さんの圃場に訪問したのです。
そこでいろいろと話すうちに、「お前やる気あるならこれ全部持ってくか?」みたいな冗談を言われまして、その時はまあ逡巡したんですけど、いろいろ考えるうちに、これもしかして植物とミツバチが好きな私の天職じゃない?と思ったのですね。
そこからはどどっと話が進みまして、今年の春に再訪問して、大石さんと話をまとめて、大石さんのキンリョウヘン在庫を2026年年初にすべて買い取り、私の圃場で菌根菌を共生させるやり方で栽培していくこととなったのです。一方、大石さんはこれからは恵蘭部門に注力していくらしいです。80代なのにまだまだやる気満々でした(笑)
大石さんと私とでは、特に肥料と殺菌剤の点で意見の相違があるんですが、半信半疑ながら、菌根菌の力も理解してくださっているっぽいところもあります。瀕死の枯れかけバルブから新芽を2条出した葉芸種をみて、「これは砂利に植えてたら死んでたと思う」とかおっしゃってましたし。
でも大石さんはやっぱり、伝統的な東洋ランの視点から金稜辺を見ているので、葉芸種に関してのダメ出しはめっちゃされてます。私としては、葉芸種だろうとある程度強光に当てて、ラン本来の力強さを引き出したいなと思ってしまうんですけど、「これは緑が出すぎ、日に当てすぎ、もっと白くせにゃいかんな」とかめっちゃ言われてます。
ミツバチ用と鑑賞種用、このバランスをどうやってとっていくか。それが目下の悩みというか、巴里沙農園の課題となってます。
今はインスタグラム https://www.instagram.com/parisafarmfloribundum/ のみ公開してます。
それと、今はまだサイト構築中なんですけど、もう少ししたら、ホームページ https://floribundum.parisafarm.com/ がアクティブになる予定です。
ひろぼーさん こんばんわ
報奨金の話はデリケートっていうか、猟友会側からしたら出してほしくないみたい。既得権益だから。
うちの市でも、許可を出す環境課(駆除が進めばプレーヤーは誰でもいい)と、実務の鳥獣対策課(猟友会の息がかかってる)で、我々フリーランス猟師に対する扱いが全然違ってウケますw 例えば報奨金の話なんかは、狩猟を始める前の私が聞いてもはぐらかされて全然教えてくれなかったし、最終的には「2000円くらいかなー?」なんて嘘を言われましたしw
また、猟友会もひどくて、有害鳥獣駆除の名目で猟の許可をもらってるくせに「俺らはウリボーは打たんのよ」とか「うわ夏にイノシシとっちゃったのかよ~もったいねえな」とか言ってます。
農家の私としては、いやww季節とか関係ねーしwwウリボーも獲れよwwwって感じで、あきれてます。
農家的には「猪と鹿、一匹残らず駆逐してやるっ!」っていうスタンスなんで、獲物が欲しい猟友会とはそもそも立場が逆なのはわかってはいますが、それにしても態度がでかくてむかつくんすよねー。
行政も利益相反の団体に駆除を依頼するのはそろそろやめたらどうか?と思います。
で、我々フリーランス猟師仲間は最近、「新日本猟友会」なんていうギャグみたいな団体を作りました。ほかにも、個人のジビエ業者もかなり参入してきてて、流れ的には、開かれた猟場が形成されつつあるなとは思います。
報奨金情報とかもどんどんオープンにしていって、参入者を増やして、ここらの畑エリアから獣をすべて駆逐したいですね。
あ、それと、フリーランスわな猟師の方に教えたい重要情報をもう一つ。
個人で入れる罠保険あります!
JA系の代理店が扱ってる、共栄火災海上の賠償責任保険です!!
JA組合員じゃなくてもJA窓口で聞けば大丈夫です!罠一個あたり1000円ちょっとと格安です。
10/23 23:48
テン&シマさん
>と言う事は、大石さんはキンリョウヘン限定ですが手を引かれると言う訳なんですね?
そういうことになります。
他にも何件か他社さんから大口取引の提案があったようですが、そちらは大石さんの方で断っていただいております。
猟友会は地方によって性格が違うのでしょうね。農業被害が深刻な地方ほど、猟友会員も被害の当事者であるがゆえに、有害駆除に本気で取り組んでくれるのかもしれません。
うちの辺は、都心に近いこともあり、昔から有害駆除=高尚な趣味のハンティングの延長のようなところがあります。なので、本気で駆除しようとしてる農家や、ジビエで生計を立てようとするわな猟師とは根本的に考えが違うようです。こちらでは新参の会員はまず猟友会の駆除隊に選んでもらえません(笑)
10/24 17:59
10/23 23:20
ひろぼー
佐賀県
2018年4月16日 たまたま自宅屋根裏の群れが分蜂したので、飼い始めました ほぼ毎日眺めてます よく体当たりされます 構いすぎでしょうか? 欲張りなので...
テン&シマ
広島県
物心付いた頃、家には西洋ミツバチが居ました。 あれからウン十年が過ぎ、2014年の春、鶏友の待箱を置いて捕獲成功。 その後2017年6月には箱代などのお金を出し...
巴里沙農園金稜辺部
埼玉県
金稜辺生産販売農家として新規就農予定。2026年より「東洋ランの大石」さんの金稜辺部門を引き継ぎます!!元野口種苗研究所店員、34歳。 キンリョウヘンにとって最...
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