俵養蜂所から蟻酸を取り寄せて、本日か明日に届く予定です。また、昨日前田先生に検体を郵送しました。結果がいつになるかわかりませんが、もうダニはいると考えて、蟻酸を投入するつもりです。メントールクリスタルも入手済みですが、これは蟻酸を1クール処方した後にと考えています。(蟻酸は2パック発注しました)
問題はどこに設置するかですが、色々思案して、結局北側の3番巣門に入ってすぐの溝の上に設置することにいたしました。先日の日誌で小山さんが授けてくださったアイデアも理にかなっていて期待できると感じましたが、煙突のダンパーを塞ぐことによって、巣内の環境が大きく変わってしまうのではないかと考えました。私はまだ未体験なのですが、蟻酸もメントールと同様に、かなり刺激臭がキツイとのことで、たくさんやりすぎると逃去する可能性がありますと俵養蜂場の方が言っていたので、風が流れなくなり、気温が上昇した窯の中において、ハチたちの苦手な匂いが充満し、、、、薬を効かすためにやるんじゃないかということは解っているのですが、みんなが逃げてしまったら、ダニに感染したままどこかへ行ってしまうことになり、引っ越した先で全滅することは容易に想像できます。彼らを救うためには薬が効くことと同じくらい、このまま窯の中で治療に専念してもらわないといけません。
私は釣りをやるのですが、魚にとってかなり重要な生きるための指針として、潮の流れというのがあって、それに従って魚たちは行動するのですが、ミツバチにとっても馴れ親しんだ我が家の空気の流れが大きく変わり、その直後に耐え難い臭いがして来たら、、、と考えると、やはり薬は穏やかに、そして確実に効くようなさじ加減が重要と考えた結果、図の位置に設置するのがベストかなと考えています。
夜間はガスは上昇しにくいと考え、3番の巣門は塞いでしまおうと考えています。そうするとガスは横に流れて2番巣門から流れ出ます。現在、夜に観察するとステンレス板の下側、場合によっては2番巣門の入り口までハチが溢れているのですが、もし蟻酸ガスの臭いが本当にハチたちにとって不愉快だったら、いつもたむろしているこの場所からハチたちは上の方に避難するはずです。また、巣脾の一番下付近を覆っているハチたちも臭いを嫌って避難し、下の方だけ巣脾が露出する可能性もあります。もしも相変わらずいつもの場所に溢れていたら、もっと強く効かせても大丈夫だと判断して、蟻酸パックのフィルムを半分くらいまで剥いてみる。(最初は3分の1)それでも今までと変わらずであったなら、煙突ダンパー部に設置し、煙突のてっぺんを塞いでしまうという(小山式)やり方を試しても良いかなと思っています。