今年は強勢5段の二群が西洋の盗蜂により逃去した。西洋は巣門を閉じても、1mm未満の微小な板の継ぎ目から漏れる匂いにひかれて、終日且つ数日間 侵入を試みる。対策として巣門を閉じたが長時間の閉鎖はできない。二群を2km以上移動したが、巣箱に西洋が匂いのマーキングをしたのか、移動先で再び西洋に侵入され蜜を全て奪われ逃去した。採蜜直前のできごとで腹立たしい!
今後もこれを繰り返すに違いない。西洋は先ず先遣隊の数匹が侵入を試みる。警備が厳重な場合は、小群であっても侵入を諦める。警備が弱い強勢群には、図々しく大挙して侵入するに至る。西洋のいない地域を探すのは難しい。箱を移動せずに西洋の盗蜂対策の必要を感じる
同一蜂場の強勢二群は盗蜜を受け、1.5m離れたそばの巣板1.5段の小群には侵入しなかった。強勢群は四面巣門で警備範囲が広く、警備が甘かった。小群は一面巣門で、且つ警備が厳重であった。今年から四面巣門を始めたが、西洋の侵入には弱い!
対策として考えたこと … ①巣門に色識別センサーを設置し西洋の侵入を検知する。②巣門にカウンターを設置して、一定時間当たりの出入り数をカウントする。西洋が大挙侵入すれば、カウント数で検知する。①、②で検知した際に電線に蜂が深刻なダメージを受けない電圧をかけて、巣門の出入りを遮断する。感電に懲りた西洋は侵入を諦める。③一面巣門にする。
②の方法は、分蜂を検知することもできるのではないかと想像している。盗蜂発生と分蜂検知を無線で知らせる、または携帯へメール等で知らせる。いずれも実施に至っていない。