文献を読んでいてこんな記事があった
飼育条件を整えることでアカリンダニ被害を低減できる可能性が指摘されている.例えば,ミツバチのコロニーは通常35°Cに保たれているが,室内実験でセイヨウミツバチを42°Cに6時間,あるいは39°Cに2日間さらすとアカリンダニ数が減少する.また,セイヨウミツバチの羽化前の温度が低い(30°C)と,その後のアカリンダニ寄生率が高くなることが室内実験で示されているこのような結果は,アカリンダニ寄生率が夏に低く冬に高いという季節消長と良く一致する.一方,23°Cという低温で100匹程度のセイヨウミツバチを飼育するとアカリンダニ寄生率が低くなるという実験結果もあり温度だけでアカリンダニ寄生率の季節消長を説明するのは難しい.しかし,高温がアカリンダニの寄生を抑制するのは明らかで,野外でセイヨウミツバチの巣箱を黒く塗ると,巣箱内の温度が高温になり,白色の巣箱よりもアカリンダニ寄生率が低くなることが実証されたニホンミツバチの飼育でよく用いられる重箱式巣箱や角胴巣箱などは,巣箱が高温になると巣板が落下する“巣落ち”が発生し,女王蜂の喪失や逃去などの悪影響が出るため,巣枠式巣箱など巣落ちが生じにくい飼育方法と組み合わせれば,温度コントロールによるアカリンダニ対策が可能かもしれない
温度管理が出来れば春まで越冬させることが可能?でも温度が高いと時差ボケしてしまうのでは?と考えてしまう。 仮に35度を保つようなシステム構築が出来ればまた話は変わるのかな? なんにせよアカリンダニ寄生率を下げる工夫がひつようかな~