昨年秋口に入居し、順調に営巣していたのですが、2/9に今シーズン初の雪が降り、2/11に巣を確認したところ、全く出入りも無く、中からの羽音も無く、全滅を疑いました。
なお、防寒対策として、発泡スチロールと木の板で北風からの風除けと保温は施し、重箱全体をドンゴロスとスダレで巻き、巣門は半分に狭めていました。また、アカリンダニ対策として、メントールの塊はスノコ上に規定量置いていました。
異変発見当日、質問投稿にて色々とアドバイスをいただき、本日(スケジュール的にどうしても今日になりました)再度巣の確認をしに行き、開けてみたところ、残酷な現実に向き合うことになりました。
11月には相応重さのあった巣は軽く、蜜はほぼカラになっていました。
全滅原因について考えてみました。
①9月下旬入居というめずらしいケースで、越冬に向けた貯蜜が十分でなかった。暖冬の今年だから何とか2月上旬までもったが平年並みの寒さであったらもともと早い段階で全滅していたような群れだったのか?
②貯蜜が十分ではなく給餌が必要な群れであったが、給餌をしようと巣を持ち上げようとして集られたり刺されたことがあり、一度巣門前に給餌を実施しただけでやめてしまったので食料不足になったのか?
③巣門前に給餌をした時に他の群れの蜂に見つかり、盗蜂が起こったのか?(巣門にすぐに入って行かずホバリングしている蜂を複数見かけた。)
④給餌に使用した古い蜂の巣(逃去した巣をギ酸の蒸散する箱内で保管後、長期間冷凍保管のちに電子レンジ20秒)に何らかの病原菌が付着していたのか?→過去にスノコ上に同じ塊から取った蜜付きの巣をやったことがあるが病気発生は無かったのでこの可能性は低い。
⑤秋に継箱を1段したが、この群れには空間が広すぎることになり、室温が十分確保できないことになってしまったのか?
⑥薬害については、周囲に農業者等は無く、可能性はほぼ無いと思われる。
巣のすぐ目の前には満開の梅が咲いていましたが蜂たちはもう取りに行けなかったようです。
女王蜂も死んでいましたので、ゼロから再出発です。
失敗の経験を生かして今度こそは採蜜まで漕ぎ着けたいと思います。