盗蜂防止のための有効な手立てはありますか?
A飼育場の過半数が西洋ミツバチの盗蜂(盗蜜、巣箱ごと乗っ取り)に遭いました。当該のA飼育場の背景情報です。
➊本年2023年 A飼育場における盗蜂の現状
2023.4月の分蜂最盛期には、一時的に6群置いていました。そのうちの越冬群2、分蜂群3群が西洋ミツバチの盗蜂に合いました。1群は女王の産卵不調で崩壊したと推測しています。残っているのは、今のところ1群のみです。もちろん、崩壊の主因が、西洋ミツバチの盗蜂と確定できません。崩壊の直接の原因ではなくても、なんらかの影響があったことは推測されます。この飼育場は、2022年に初めて日本ミツバチの巣箱を置き飼育を開始しました。果樹園なので、3群程度の常時設置は、花蜜の総量に対して許容範囲と考えています。下図のように5月上旬くらいから盗蜂が確認されました。西洋の盗蜂に遭うも辛うじて撃退できた1群、一時的に巣門を狭めて対応しました。残った1群への盗蜂も一時的な小康状態とも考えられ、今後も予断を許さない状況です。
❷前年2022年のA飼育場の状況
昨年2022年中、この飼育場の群れ3群への盗蜂は、確認できませんでした。この3群中、1群は夏の巣落ち後、オオスズメバチの集団来襲にあい逃去しました。
❸A飼育場周辺の西洋ミツバチの飼育状況
西洋ミツバチの飼育場は確認できた範囲内では、この日本ミツバチの飼育場から西へ約700mの距離に数箱と、西北約1700mの距離に数10箱余りの西洋ミツバチの巣箱を確認できました。巣箱の数は、時期により差があります。その他未確認ですが、近接地で温室の花粉交配用等の西洋ミツバチの飼育がなされているかもしれません。私の周辺のニホンミツバチの飼育のベテランのハチ友さんは、確認できた範囲では、多くが西洋の盗蜂を経験しています。この地域では、イチゴ栽培を始めとする西洋ミツバチ等を花粉交配用昆虫として利用する施設園芸が盛んです。また、温暖なこの地域への西洋ミツバチの転地養蜂もあります。
盗蜂に対抗できる強群を育てるべきだと思いますが、分蜂や採蜜時には一時的に勢力が弱体化します。現に盗蜂で崩壊した一群は、盛り上げ巣を作る一過性の強群でした。過去に飼育場の移動を経験していることや、1図のように、南北に細長い半島地域では、極論ですが完璧に西洋の活動圏外逃れるには、海上で飼育するしかありません。”(-“”-)”
1図 知多半島の先端部(円の中心がA飼育場ではありません。一例です。)
2図 確認できた範囲での、この地域の西洋の盗蜂の多発のタイミングです。
そこで、お聞きしたいのは以下のことです。1つでも結構です。ご回答いただければ幸いです。(^.^)/~~~
1西洋ミツバチ、日本ミツバチ双方に、盗蜂に至るどのような要因が考えられますか?
2あなたは、どのような盗蜂防止方法または盗蜂確認後の対処方法を採りますか?
3直近の蜜源植物の花蜜の増減と、盗蜂の多寡に関係はありますか?
4あなたの近くに、西洋ミツバチの養蜂場、または温室等の花粉交配用ハチを確認したことはありますか?
どうぞよろしくお願いいたします。(*^。^*)