逃去を失敗し数が激減してしまったタラの木ともし火隊。。。新たに逃去する気力もパワーも無く、遂にサンダルの中に巣を作り始めました。給餌の蜂蜜を巣脾に溜め込んでいます。ほんの少し覗くことができた巣脾に卵や幼虫は確認できません。また花粉搬入も見られないため、巣は作ったけど産卵は始めていないのかもしれません。十分な給餌を2日に1回行い、あとは出来る限りそっとしています。
非常に心配なことがひとつ。Kウィングを見つけてしまいました。自己検査ではクロでした。この蜂数で感染が始まったらもう立ち直れないでしょう。そもそもことの発端はアカリンダニであったので、本当にしつこい、しぶといアカリンダニは恐ろしいです。
この巣箱に探索蜂が来て、大群に巣箱を奪われたら、その群は感染してしまいます。どこに移動しても今の時期は侵略される可能性が付き纏います。
元々この群は4キロ離れた場所で自然入居してここに運んできた。そして感染しました。自然入居した地域には現在1群を置かせていただいており、すこぶる元気なのであちらの地域はまだ侵されていない模様。「移動の恐ろしさ」を痛感します。現在の私の拠点はダメです。これは封じ込めないといけません。今年ピザ窯に入ったら今年の12月までに完了予定の引っ越し先に窯ごと移すつもりだったのですが、ここで入居した群は絶対に移動できません。そんな訳で、入居しても引っ越しできないピザ窯をどうするか悩んでいます。
毎日各地で分蜂の便りを聞きます。みなさんの喜びの投稿を嬉しく拝見しています。自宅に待ち箱を設置、他の場所にも置かせてもらったりしている方も多いと思いますが、例え3キロでも、移動は慎重に行ってください。「他所で捕まえて自宅で飼育」これは本当に危険な行為だと思います。「捕獲した場所で飼育」これが正しいことだと私は思います。
蟻酸を使ったらその蜜は食べられなくなります。しかも蟻酸を処方しても完全に殲滅できない事例も多くあります。確実なのは移動しないこと。それ以外今のところ手立てはないのです。