ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...
投稿日:2020/5/3 21:24, 閲覧 377
現在 冬越しした群が3つ、自家分蜂群が2つ、図書館分蜂群が1つで、計6群がいます。
強勢群であればそのうち盛上げ巣を造るかもしれないと思っていましたが、1週間前に分蜂群の2つの天板がくっついていて、剥がしたところ早くも盛上げ巣を造り始めていました。
この2つの群とは、①4/09発出、直後に別群の後発群と合体した群 … 圧倒的な蜂数の多さで、本巣の造巣スピードも格段に速い状況です。
もう一つは ②4/15発出、図書館群の母親分蜂群です。 こちらは合体群ではありませんが、捕獲した際の重さから蜂数が相当多いと感じました。 さらに移動~巣箱への収容で働き蜂の犠牲を最小限にできたことで、強勢を維持できている感じです。 また、個体の動きは合体群よりも ちょこまかちょこまか 活発です … 見知らぬ地に連れてこられて 「他にも和蜂の巣が複数あるようだし、何とか一生懸命頑張って生き延びなきゃ!」 と言っているように思えてなりません。
ハニーエイトマンがなぜ和蜂に盛上げ巣を造らせようとするかというと、採蜜が目的だからではありません。 彼女たちが造りたいのであれば 協力してあげるというスタンスです。 ハニーエイトマンが尊敬して止まない師匠であるニホンミツバチが無駄なことや意味のないことをする訳は無く、その理由・機能を教えてもらえれば有難いと思っています。 (私にとって ニホンミツバチはペットなんかじゃありません! 人間による暴挙が地球環境を壊し、ミツバチだけではなく ほとんどの地上生物を巻き添えに滅亡に向かわせている、ということを教えてくれている先生=ミツバチ先生です!)
昨年の経過観察から 自分なりに理解・仮説したのは 以下の通りです。 … 盛上げ巣に貯蜜されるハチミツは糖度75~77(でもコクは百花和蜜同等)、蓋掛けはされません。 貯蜜&消費のスピードは速い感じがします。
⇒ これはあくまでハニーエイトマンの私見・仮説ですが、群が強勢で 貯蜜能力に余裕があって スペースがあれば ガウディも真っ青の『盛上げ巣』を造るのでは? 目的として推察するのは“育児”です。 糖度を下げて与えるために水分補給する負担も減りますし、本巣の貯蜜途中の蜜を消費するよりも効率的なため、天候や蜜源状況によって変動する集蜜量のバラツキを吸収する意味でも 盛上げ巣を活用しているのでは?
昨年は7月末に盛上げ巣jから採蜜しましたが、それは夏分蜂を避けたかったからです。 … 強勢群は夏分蜂がきっかけで 生存が危ぶまれる弱小群になってしまうポテンシャルを持っているので、要注意です。 〔昨年 最強勢を誇っていたA3群が夏分蜂した後、一転弱体化して 最後は寒い時期ながら『逃去/発出』してくれたことで 何とか生き永らえています〕 ⇒ 蜜源の豊富な場所では無用の心配かもしれないですね!
今年も7月後半には撤去したいと思っていますが、昨年は撤去後 再生されました。 … 長期間放置するとスムシの侵食もあるので、給餌や薬剤投与以外は枠を外しておいた方がいいというのが、これまでの経験からの結論です。
ハニーエイトマンさん、おはようございます(^-^)/
自然状態の巣を考えた場合、盛り上げ巣を造るようなシチュエーションがあるのかを想像してみますと・・・あまりそんな場面は思い浮かべません(^_^;)
樹木の空洞にスノコ様の吊り天井!? 無さそう、と私は考えてしまいました(*_*;
2020/5/4 04:48
ハッチ@宮崎さん、コメントに感謝します。
確かに自然巣の場合では 「盛上げ巣」を造るスペースも無く、DNAに刷り込まれている行動ではなさそうですね (-_-;)
この件もミツバチさんに直接訊いてみないとわかりませんが、恐らく 『盛上げ巣を造る理由は、そこにスペースがあるから!(これは本能) 使い方は後から考えてます!』と言われそうな気がします (=_=)
2020/5/4 05:45
巣底に置いた巣脾片を下に接する部分を少なく加工して上に少し伸ばすのは観察したことあります。巣脾片にある残蜜を吸い取らせるのを目的にした時のことですが、噛み落とした巣板の場合にも当てはまるかは微妙なところですが、本能から来てるのでしょうか!?
2020/5/4 06:37
ハニーエイトマンさん
>『盛上げ巣を造る理由は、そこにスペースがあるから!(これは本能) 使い方は後から考えてます!』
は、名言ですね。研究者は本能が何処からくるのかを探り、養蜂業者は、その本能を、貯蜜に導くことに専念し、私のような素人は本能に、なすすべもなく翻弄されるだけです。
2020/5/12 08:30
yamada kakasiさんのコメントも 名言ですね! (ご謙遜が入っていますが、…。)
野生種であるニホンミツバチの行動は、基本的に本能によるものだと思いますが、非常に知能的で合理的なものだと考えています。特に集団=群としての巧妙な役割分担・統率がとられた活動、群が一つの生命体であるかのような生き残り策など、あの小っちゃな蜂達が、いや小っちゃくて弱々しい存在だからこそ身につけたものなんでしょうね。
ニホンミツバチにとっての真実は、私のようなボーっとした凡人の想像をはるかに超えるものだと思います。 盛上げ巣については 自分の経験はまだまだ浅いので恐縮ですが、次のように考えています。
盛上げ巣を造る条件は、①群が強勢=蜂数が多いこと、かつ ②簀の子上に造巣スペースがあること です。この巣房には低糖度の百花蜜が蓄えられ、蓋掛けはされません。
目的は、当人たちは意識していないでしょうが、➊能力の有効活用 と ➋省エネ だと思います。蜂数が多いと流蜜期に能力が貯蜜キャパを上回って一部のアイドリングを招くでしょう。 盛上げ巣があれば バッファーストック庫として使えます。 また若干低い糖度(75~78?)のハチミツは省エネで製造でき、蛆へ給餌するのも水で薄めなくても済むのでは? 使うのも省エネです
昨年の観察で、蜜源貧亡期や晩秋~初冬には盛上げ巣の貯蜜が優先的に消費されました。とても合理的な使い方と思い、造りたければ協力し、採蜜するよりも彼女たちに消費させようという考えに至りました。ただ冬季に蜜が空になったら、スムシのことを考え 盛上げ巣の巣脾は撤去した方がいいと思います。
2020/5/12 12:34
おっとりさん、樹洞の場合でも上方にできる盛上げ巣は 育児に使われることはないと思われ、だとすればスムシの侵食に遭う可能性は低いと思います。 … スムシのお好みは、育児で使われた褐変した巣脾(ハチミツ付き)ですから。
2022/9/7 14:02
ハニーエイトマンさん
そうなんですか? 何も知らないので安心しましたが、
自然のままなので、見守ることしかできないです。
丸洞の外側にいるハチノスツツリガは叩いています。
コメントを返して頂きありがとうございます。
2022/9/7 14:59
ハニーエイトマン
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おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
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ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
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いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...