ログインまたはユーザー登録してからコメントしてください

ログインまたはユーザー登録してからいいね!してください

> 広告を非表示にする方法はこちら
パスワードを忘れた場合のバックアップとしてラインの友達追加をおすすめします こちら

ニホンミツバチ
働き蜜蜂の受粉が「働きバエ」に変る・・・「働きバエ ビーフライ」が農家を救う

大野ジョウ 活動場所:福岡県
養蜂4年目に入りますが、まだ解からない事が沢山有るので御教示・ご指導の程宜しくお願い致します。
投稿日:2020 8/11 , 閲覧 1,336

気になる記事でしたので、本日の日経新聞から記事から抜粋し投稿しました。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

ハチの代わりに授粉 暑い日も寒い日もイチゴの花の授粉にハエが活用されている。

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/045/4501457781662720010.jpeg"]


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/170/17083812237941279570.jpeg"]

イチゴなどの果実の栽培に欠かせない授粉に、ハエを利用する農家が増えている。その役をこなしてきたミツバチが世界的に減少しており、新たな選択肢として注目を集める。人を刺さず、気温の影響も受けにくいが、難点は「不衛生では」というイメージだ。そんな先入観を払拭し、定着するか。

岡山市の住宅街にある倉庫の一角で、5台の「生物環境調節装置」が鈍い音を発し続ける。内部の温度や照明は一定に保たれ、虫かごの中で緑色に輝くハエが手脚をこする。「ハエはハエでも、清潔なハエなんです」。岡山大学発の医学ベンチャー、ジャパンマゴットカンパニーの佐藤卓也さん(59)が強調する。

育てているのは「ヒロズキンバエ」。密閉された装置内は最も活動的になる秋の日照時間に設定し、牛肉や鶏肉、砂糖水を与えて卵を産ませる。それを別の場所でさなぎまで成長させる。さなぎで出荷し、農家が施設内で羽化させる。

もともと糖尿病で壊死(えし)した部分を食べさせて足の切断を防ぐ治療法のため、幼虫を生産していた。ハエの新たな使い道として目を向けたのが農業だ。

このハエはイチゴやマンゴー、ブルーベリーなどの果物や野菜に「訪花」して蜜を食べながら花粉を媒介する。ハチ(ビー)のような働きをするハエ(フライ)で「ビーフライ」と名付けた。出荷を始めた当初の2011年度に4万匹ほどだった生産量は、19年度に1200万匹まで拡大。イチゴ農家を中心に500農家が採用する。

「おかげでいいイチゴを出荷できた」。愛知県豊田市のイチゴ農家、成瀬太貴さん(24)は効果を実感する。19年秋から導入し、今季も4月までの間、ハウス内に絶えず2千匹ほどのハエが飛び交った。「ハチのように、刺されて痛い思いをすることもない」と笑う。

ビーフライに注目が集まる背景には深刻なミツバチ不足がある。1990年代以降、世界各地でミツバチの大量死が確認され、07年までに北半球に生息する個体の4分の1ほどが消失したとされる。幼虫の時にダニに寄生され成虫になれないという説や農薬の影響などが指摘されるが、原因は特定できていない。

ミツバチに比べて利点もある。ミツバチは暑い日や寒い日、曇りの日は動きが鈍り、巣箱にこもってしまうことがある。一方のビーフライは気温10~35度の範囲で活動でき、天候にも左右されないという。

整った円すい形のイチゴを作るには、蜜を吸いに来た虫が花の上を歩き回り、中心の雌しべに満遍なく花粉をつける必要がある。成瀬さんの農家ではミツバチを使っていた1年前の冬、形の悪い「奇形果」の実が目立ったが、ビーフライを入れたところ改善。今季のイチゴの9割以上は、品質の最も高い「秀品」だったという。

ビーフライを農家に販売する中野剛さん(48)は「農家の救世主になる」と期待を膨らませる。ただ、大腸菌などの病原菌を媒介するなどハエに対する「不衛生」のイメージが根強いことは懸念材料。中野さんらはビーフライを妖精に見立てたマスコットキャラクターを作るなど、農家の抵抗感の払拭に努める。

食べ物を扱うだけに、ハードルは高い。「ハエを使って作っていると知れば消費者はどう思うか。清潔で害はないが、先入観を拭い去るのはなかなか難しい」(中野さん)。働きバチならぬ「働きバエ」が至る所のハウス内を飛び、日本農業の縁の下の力持ちとなる日は来るだろうか。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

ビーフライが自然界に存在し、訪花するのは想像出来ませんし蜂蜜も採蜜出来ません。養蜂は永遠に不滅とこれからもミツバチの稀少価値が見直されるのではないでしょうか・・・。

以上

コメント6件

古ちゃん 活動場所:鹿児島県
投稿日:2020 8/11

こんな事言うと叱られそうですが、セイヨウミツバチは1年間を通じて管理が必要で、そしてその間に自然環境、病害虫や農薬等の影響を受けるので生産が決して安定しているとは言えません。養蜂業界では毎年、まるでボジョレーヌーボーの評価をするように「今年は史上最悪の供給状況だ」とか、「〇〇年並みの蜂不足だ」等と話題が持ち切りになります。

そういった意味で、ビーフライやクロマルハナバチのように工業製品として生産される花粉媒介昆虫は、生産が安定しているという点で、今後施設園芸農業の現場での需要が高まってゆくのではないかと思います。

そんな中で、青森県では在来の「マメコバチ」というハナバチを各々のリンゴ農家が飼育管理し(…飼育管理と言っても、ミツバチのような通年管理は不要)、花粉媒介を行っている事例があります。ある意味、理想郷そのものな花粉媒介の現場ではないでしょうか。

参考 http://malus.my.coocan.jp/mitearuku/mamekobati/mamekobati.htm

花粉媒介昆虫不足解消の意味でも、在来の花粉媒介昆虫(無論ニホンミツバチ含む)利用の研究が進めば面白いのになぁ…とぼんやり考えています。なお、東南アジア地域ではこの分野で一歩リードが進んでおり、ハリナシバチという日本では聞きなれない蜂の利用が進みつつあるそうです。

最後になりますが、本音ではハエには負けたくねぇ…と思っています。

オッサンハッチー 活動場所:和歌山県
投稿日:2020 8/11

こんにちは(⌒‐⌒) こちら和歌山県でも私の知っているハウス栽培のマンゴー農家さんは、ハエを使ってますね(笑) 私も最初は驚きましたね(笑)

たまねぎパパ 活動場所:兵庫県
投稿日:2020 8/11

こんにちは大野ジョウさん

私もテレビでハエが受粉しているのを聞き、ハエ?不衛生ではないか?と思いましたが無菌ハエだと言っていて安心しました。みなさん色々考えていますね。

大野ジョウ 活動場所:福岡県
投稿日:2020 8/11

たまねぎパパさん

今晩は!

世界的なミツバチの減少で昆虫受粉が難しくなり、ミツバチに変るビーフライ等が開発応用されハウス農家さんにとっては有難い事なのでしょうね。ハウスからビーフライが逃げ出し自分の畑に訪花するイメージはしたくないですね・・・。

返信、有難うございました。

それではまた・・・。

大野ジョウ 活動場所:福岡県
投稿日:2020 8/11

オッサンハッチーさん

今晩は!

オッサンハッチーさんの周りでは既にビーフライを導入されていたのですね。養蜂する者にとってはハエが受粉するの聞いて驚きますよね。ミツバチが減少する中、今後はこう言った代用昆虫による受粉が主流となって行くのでしょうか・・・。

コメント有難うございました。

それではまた・・・。

大野ジョウ 活動場所:福岡県
投稿日:2020 8/12

古ちゃんさん

お早うございます。

今日の北部九州は32~33℃の予報が出ています。

養蜂ならぬ養蠅と言うのでしょうか。ビーフライ「ヒロズキンバエ」の写真を見ると何か近未来の受粉交配の突入と言う感じがします。ミツバチ受粉交配専業さんにとって朗報なのでしょうか・・・。ミツバチが世界的に少なったと言われ久しいですがミツバチの減少は現在も続いているようですが、そうゆう意味からも応用開発されたこのビーフライの様なミツバチに変る未来の昆虫が今後は主流となって行くのでしょうか・・・。実際、ハウス農家さんがビーフライ受粉交配を導入して「秀品」の成果が出ているのをみると導入が進んでいくのでしょうか・・・。古ちゃんさんが紹介されているマメコバチのような昔ながらの交配も技術が伝承されているので蜂交配は現在も無くてはならぬ存在で、また 蜂蜜の需要が有る限り今後もミツバチ交配・ミツバチ養蜂は廃れないで残って行くと思います。

>ハエには負けたくねぇ…。

同感です!

コメント有難うございました。感謝!

今後も手ほどきの程宜しくお願いします。

それではまた・・・。失礼します。

投稿中