投稿日:2020/9/5 20:21, 閲覧 514
参考
名古屋市の保健所のホームページ
http://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000011700.html
❶このことは、全てのスズメバチトラップに共通する原則のようなものでしょうか?
❷これは、一般家庭向けなので、日本ミツバチの飼育者は無視してもよいものでしょうか?
❸集団攻撃に移る前に、スズメバチ捕獲用「ネズミ捕りシート」を設置することにも、この「原則?」は適用されるのでしょうか?
❹この危険の意味は、誘因するから危険という意味と、数百匹の働きバチを根絶するのは無理だから、無駄な抵抗という意味でしょうか?
観察事例
9月3日 雨時々曇り 11時50分頃~12時20分頃までハチバ滞在
以下は、おおよそ30分間の周辺の観察と捕虫網で捕獲の結果です。
■スズメバチ 捕虫網よる30分間の捕獲数 6匹
・捕獲6匹中2匹は、液が少しだけのペットボトルトラップに興味を示し、ペットボトルの上に止まりました。これを捕獲しました。
・捕獲6匹中2匹は、空中で2匹がもつれ合っているところを2匹同時捕獲
・捕獲6匹中2匹は、同上を捕獲した後、捕虫網にまとわりついたスズメバチ2匹を捕獲
この捕虫網には、スズメバチの臭いが染みているのが、スズメバチの一番人気です。
捕獲した6匹を下の写真のように地に並べ、おとりにしましたが、30分間に興味を示すスズメバチは確認できませんでした。
■トラップの種類と捕獲数
ペットボトルのスズメバチトラップは3月~5月に設置したもので、中身は残液と雨水が少々です。残液が少なく1匹は中に入ったものの、トラップから簡単抜け出しました。
「ネズミ捕りシート」のスズメバチトラップは、一番右側の巣箱上には、おとりのスズメバチ1匹を10日ほど前から張り付けていますが、当日現在まで捕獲成果は0です。
以上の30分間の間、右の2つの飼育箱に周辺1m以内に接近したスズメバチは1匹です。
ただし、下の図には見られませんが、左の巣箱前方の5m設置巣箱上のネズミ捕りシートでは、1週間で20匹程度捕獲できました。
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
ネコマルさん おはようございます。
小気味よいご回答ありがとうございます。ご指摘の点について
>❹前者の誘引でしょうね。当地では蜜蜂置かなければスズメバチに出会う機会とても低い。
たしかに、スズメバチの飛来は、場所やポイントにより濃淡ありますね。
また、新鮮な死骸から発生する臭いは、とても誘因力が強いようです。
写真は梅の老木です。フリーイラストでは、適当なものがなかったので
2020/9/6 07:37
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
nakayan@静岡さん
>❸は、私は集団での攻撃が始まってからの設置にしています。たまに1匹が来る程度の時には、ペッタンコは設置しない方が良いと思っています。
私もnakayan@静岡さんと、同様に集団攻撃に移ってら使用しています。
>❹の危険の意味は、春の女王の駆除は1匹で来るから安全だが、6月以降は働き蜂の多数が同時に来る為に、一般の方には余計に恐怖心も与える事から、危険と言っていると思います。蜂飼いに取っては全く気にする必要はない事だと考えます。
ミツバチに興味をもって巣箱に近づいた知り合いや、餌と思いペッタンコに接触した鳥を想定すると、場面によっては、「危険」かもしれません。
一般的には、保健所は「対人保護」を優先し、ミツバチ飼育者は「対ミツバチ保護」を優先するように思われることから、杞憂かもしれませんね。
2020/9/6 08:05
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
特製ぱんさん おはようございます。
コロナ対策のstay at home のように、一方でブレーキを踏み、同時に Go to キャンペーンで、アクセルを踏むというような ちぐはぐなものでなく、確固とした指標が欲しいですね。
ただ,コロナにイソジンが効果があるといった「単純で分かりやすいものは、怪しいものが多く」「複雑で詳しいものものは理解不能」です。
2020/9/6 08:21
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
都市のスズメバチさん
経過を交えての詳しい説明ありがとうございます。
トラップによるスズメバチの新女王バチの捕獲や、6月以降の働きバチの捕獲も、発生の年次変動ほとの大きな影響はない
>「例えば,アメリカでは様々トラップが販売されていますが,これは新女王バチの捕獲を目的としたものではなく,野外活動時に食べ物などに寄ってくる働きバチの駆除を目的としたものです.」
>「その例が,長崎県対馬におけるツマアカスズメバチに対する捕獲調査で,極めて高密度にトラップを設置し,何千頭という新女王バチを捕獲したにも係わらず,一旦減少した営巣数も増加傾向にあります」
上記の2つの海外事情と国内事情も初めて知りました。
危険か否か、トラップの良否というような2元論でなく、目的と効果を考え場面ごとに切り替える必要があるように思いました。
2020/9/6 19:56
山田さん、こんばんは
❶については、私はすべてに原則的に言える事ではないと思います。過去の私の日誌に https://38qa.net/blog/39257 こういう例もあります。
➋について、私は4月から自宅付近に少しと、かなり離れた農道沿いにも幾つか仕掛けます。それはオオスズメとキイロスズメの女王を早い段階で捕らえ、その付近での夏以降の被害を減らしていく目的です。「そういう設置は自然界に影響があるからやめるべきだ」という意見をお持ちの方もあるのは承知していますが、毎年設置していても必ずキイロなどは近くに幾つも巣を作って来る事からも、この程度の設置数で、地域自然界に大きな影響を与えるほどの減らし方は到底ありえない事だと考えています。
❸は、私は集団での攻撃が始まってからの設置にしています。たまに1匹が来る程度の時には、ペッタンコは設置しない方が良いと思っています。
❹の危険の意味は、春の女王の駆除は1匹で来るから安全だが、6月以降は働き蜂の多数が同時に来る為に、一般の方には余計に恐怖心も与える事から、危険と言っていると思います。蜂飼いに取っては全く気にする必要はない事だと考えます。
以上、私見です。
2020/9/5 23:20
Yamada kakasiさん
個々の回答ではありませんが保健所の目線は虫やハチ属について関心が希有でありそれがスズメバチかアシナガバチか判らない方々へ注意奮起のメッセージと思います。コロナ渦のstay at home です。
今回の台風10号で盛んに注意喚起していますが、どの程度避難行動をするのでしょうか? これもstay..........精神になると心配してます。
2020/9/6 05:53
こんにちは。
❶その通りです。
❷トラップの目的と言うか対象を理解する必要有り。家庭も飼育者も同じ。
❸適応されると考えます。
❹前者の誘引でしょうね。当地では蜜蜂置かなければスズメバチに出会う機会とても低い。
死んだオオスズメバチの誘引力低いですね。
写真の木は栗でしょうか。此方では栗の枝葉の虫を狙いコガタやキイロの索餌巡回コースになってます。今の時期はついでに巣箱にも立ち寄り飛び去る姿多いです。オオスズメバチの同様の巡回は確認出来てません。
2020/9/5 22:13
yamada kakasiさん こんにちは.
トラップを市民に啓発するようになった経過からお話しします.名古屋市では1986年から2005年まで,営巣場所を問わず無料で駆除を実施してきましたが,行政改革の一環で廃止となりました.
その後は個人で民間業者に依頼することになり、2006年から2008年までの3年間は補助金を出していましたが.それも廃止となり全額自己負担となりました.
そこで,営巣を少しでも減らせたらということで,市民への啓発の意味でトラップ作りが始まりました.導入の目的が新女王バチを捕獲し営巣数を減らすということでしたので,春先の設置が原則で,他の季節にはハチが集まってきて危険だから設置しないようにという意味で書かれています.
私自身はトラップでの新女王バチの捕獲は,その後の営巣状況には大きな影響を与えないと考えています.
ご承知のように昆虫は多産多死で,発生の年次変動が大きいことが知られています.スズメバチもその例外ではありません.
前年の秋に誕生した新女王バチは,越冬中も含めて90%以上が,何らかの理由で早い時期に死亡すると考えられています.
トラップで新女王バチを捕獲すると,確かにその分だけ営巣数は減少しますが,ほっておいても大部分は死亡するわけですから,効果を過大評価するのは禁物です.
その例が,長崎県対馬におけるツマアカスズメバチに対する捕獲調査で,極めて高密度にトラップを設置し,何千頭という新女王バチを捕獲したにも係わらず,一旦減少した営巣数も増加傾向にあります.
例えば,アメリカでは様々トラップが販売されていますが,これは新女王バチの捕獲を目的としたものではなく,野外活動時に食べ物などに寄ってくる働きバチの駆除を目的としたものです.
活動場所の周囲に高密度に設置することにより,活動の妨げを除去する目的で使われます.
Yellow jaket trap または,wasp trapで検索するとそれ海外のトラップが表示されます.
Yellow jaket trap
wasp trap
また,多数のスズメバチの巣が駆除されていますが,根絶することは不可能です.駆除の効果はとしては,発生量の年次変動が小さくなることぐらいではないかと考えています.
2に関して
スズメバチとトラップに対する正しい知識があれば特に気にすることはありません.
3に関して
気にすることはありません.yamada kakasiさんの見解のとおりです.
4について
働きバチを多数誘引するから危険という意味で書かれています.しかし,スズメバチは様々な花にもやって来ますし,手の届くような場所にトラップを設置することはないでしょうから,トラップを設置 = 危険ということはないというのが私の見解です.
2020/9/6 16:54
特製ぱん
東京都
蜂場は八王子です。 週末養蜂を楽しんでいます。2024年は入居飼育8(ハチ)年目になりました。 今年は越冬群全滅で初めて分蜂する機会が有りませんです。自然入居に...
ネコマル
愛知県
ニホンミツバチはペットではありません。2016年春の分蜂終わった時期外れの6月に待ち箱ルアーを初設置、入居確認は10月で蜂群規模から8月か9月に入居したのでしょ...
nakayan@静岡
静岡県
本格的に始めたのは2015年からですが、13年の9月に柿の木の蜂球を見つけて角洞に飼い始めましたが年を越せずに消滅しました。14年に金稜辺を二鉢購入し翌年から本...
都市のスズメバチ
愛知県
ハチ大好き人間です.ハチなら何でも興味がありますが,主にスズメバチの調査をしています.