自然に造らせた巣板(左・中)と右AY巣脾
↓左上:現代式縦型巣脾、右上:縦型巣脾
↑下:か式巣脾(左:越冬明け、右:その後)
自然に造られた巣板は周りに制限無い分下方に自由に巣板を伸ばし(画像左)、その越冬明け(画像右)は上方に貯蜜が残り下方は一旦中央部が噛み破られた後新たに新巣が造成されて育児が始まりその数も多いです
一方、木枠で囲われたものに造らせた巣脾枠ではどうしても周囲が横桟や下桟までとなり、貯蜜が少ないと越冬明けまでに蜂球位置が徐々に上に移動しそこで産卵育児を始めますが数が少なくなります
上記AY式巣枠は縦長でより自然に近くなりますが、その半分の高さにした木枠では
越冬貯蜜が上方から貯められていて、それより下方中央を噛み落として新巣を造り産卵を始めますからどうしても育児数が少なくなる傾向となります↓
現代式縦型人工巣脾では噛み破られることなく育児していきますが↓
蜂数が巣脾面を覆うくらい付着していないと、各巣脾間移動出来ない為部分的に貯蜜が不足して場所によっては餓死する懸念があります。
枠の大きさは統一されておらず、それぞれ巣脾面積に差があります。 https://38qa.net/blog/43111
その差は若干とはいえ、その差により育児される数は、例えば下の日本みつばち用縦型巣箱用の巣脾枠では、前述の か式巣脾枠と比較すると見てお分かりの様に越冬明けの育児数は随分多い傾向にあります。
この差は、育児が二巡 三巡していく中で大差となり分蜂時期が大幅に前後することになります。