マルシェの片付けも何とかひと段落し、普通の日常を取り戻しつつあります。
土曜日までは、普通に仕事なので、なかなか疲れは取れませんが、マルシェを達成した充足感が私を満たし、今を動かしてくれてます♬
皆さんにご協力頂き、沢山の応援もしていただいたマルシェは、このコロナ禍で大成功を納めました。
赤字覚悟でしたが、純利益も生むことが出来ました。お陰様です。
改めまして、皆様に心から感謝致します。
三日間のマルシェで来場された方は、200人以上です。推定ですが。
何故、200人という数字が出せたか?
それは、皇帝ダリアの挿木(マルシェ開催時には小さな発芽も確認できました♬)30株と当サイトのふさくんさんから分けていただいた段菊の種:80小袋はマルシェ2日目には全て配布。
管理人様から分けていただいた当サイトのミツバチカレンダーも欲しいという方に20部を渡すことも出来、配布後に約100人は来場しているので、推定:200人以上と出来ました。
これだけでも、充分、大成功。
私の住む街が、一歩、蜜源植物の街に近づいたのですから。
こんな嬉しい事はありません。そして、このご報告を以て、ご協力・応援してくださった方々とこの喜びを分かち合えたらと思い書いてます。
今回、マルシェで感じた事(感想)を素直に書いてみます。感想の内容はミツバチ関係Onlyではないですが、ご容赦ください…スミマセン(;´Д`A
◯ハチミツ(1,500円)を34本用意したが、マルシェ2日目午前中には完売。この事から、コロナでより一層、健康志向が高まっている事が伺えた。ハチミツ瓶の底は結晶化していたが、来場される方の多くは「これが本物の証拠だ」と口々に言っておられた。スーパーに並ぶハチミツは非結晶化なので、良い証として好んで結晶化しているハチミツを喜んで買っていった。そして、日本蜜蜂という日本古来からの在来種というブランドが目を惹き、ハチミツ目的の方々にもミツバチへの関心の一歩になった様だ。とは言え、ハチミツにしか目が向かない方もおられた。そこは、養蜂を楽しむ身として課題の残る部分と考える。
◯「ご自由に手に取ってご覧下さい・喫茶の方に本を持って行って読んでいただいてOKです」とうたっても、悲しい事に数々の本を熟読する方は極僅かだった…。色んな事をボードに書いておいても(より知ってもらう目的と会話を控える目的でのボード)直に私と話し聞かれる方が多かった。
私自身、未だ勉強中である事を伝えた上で、知り得る範囲でお答えしつつ、興味を強く持ってもらえそうな部分を強調して話したが、コロナ禍での開催というのもあり、少ない会話で伝えた内容はやはり不十分であっただろう。
ただ、関心や興味は人を動かす。この小さなマルシェで撒かれた興味という種は、いつか誰かの心の栄養を糧にしてミツバチを助ける芽になると信じたい。
◯皇帝ダリアの挿木と段菊の種:計110コが確実に手渡ったが、ミツバチを飼う事やそれに準じた行動・行為をしないまでも「花を増やす」という単純な行為に対しては、人は抵抗なくしてくれるものだと思った。種などを渡す際に「ミツバチが好きな蜜源植物なんです・ミツバチが喜ぶ蜜源植物なんです」と呼びかけるだけで、充分に【蜂助け】をするという使命に似た正義的な意味合いを持ち、土に植え・撒く事が、より確実なものになった様な手応えがある。
日本蜜蜂が絶滅危惧に瀕している事も勿論伝えての事なので、心優しい人々は必ず、植えてくれるだろう。
◯普段の自分の本職(医療従事)とは全く異なる事をした事で、改めて気がついた…というか、実感した事がある。それは、世の中は貨幣で回っているという事だ。当たり前のことなのだが、カード払いや携帯払いなどが貨幣流通手段の主流となっている今、この体験はとても貴重で、対:人の大事さをリアルに体感するものと感じた。貨幣の価値というものを知るにあたり、マルシェというものは素晴らしい体験学習の場になるのだという確信を得た。
◯今回、新聞にマルシェが取り上げられたことで、日本蜜蜂がまだ私の住む碧南市に居たという事が知られ、それが地域の人の関心と驚きと喜びに繋がった様だった。
日本蜜蜂は居るのだ、ひっそりと。居ないと思っていて植物に訪花する虫達を観察しないままで過ごす人が多い事もよくわかった。
そして、一括りに蜂=危険な害虫(スズメバチなど)としている人も多い事がよくわかった。
日本蜜蜂は守り愛し共存すべき昆虫、という事を伝えていく課題も感じた。
◯今回、手作りの雑貨を交えてのミツバチ商品の販売をしたが、幅広いより多くの人にミツバチを知ってもらうには、ミツバチOnlyの催しより効果的だったかもしれないと思う。
少しでも、日本蜜蜂の未来が明るいものとなります様に。