昨日かなり活発な探索が来ていたので、今日は来るかもしれないと考えていましたが、色々なドラマがあった1日となりました。
11時頃に探索蜂のフワフワとした動きがスピード感のあるものに変わり、ピザ窯での滞在時間が短くなり、元巣に飛び去る動きが直線的になり、そして潮が引くように探索蜂が消えたので、そろそろ来るかと待機していたら南側の森から地響きのような羽音が・・・コップの縁から水が溢れるように森の頂から現れたのは中規模の蜂雲!ついに我が庭に躍り出た蜂雲をニワトリたちの歓声が迎えます。このままピザ窯に向かうと思いきや、、、それは東の森に突然進路を変えました。私はそれを追いかけて藪漕ぎをすることに。頭上の羽音を頼りに200メートルほど森を突き進んで行くと羽音は前進をやめ、森の中に蜂雲が降りてきました。自然巣発見か!とドキドキしていたら、台風によって杉同士が寄り掛かっている高い枝の混み入ったところに集合しているのが下から確認できました。
木の太さから考えてこの場所に営巣する樹洞は無いので、とりあえず休憩のために蜂球を作ったのかなと判断、庭に戻ることにしました。
戻ってしばらくすると再びピザ窯に探索が来ていて、その2時間後、先ほどの杉の集合場所の方角から再び羽音が・・・本日2回目のお出ましです。感動的な入居の一部始終を目撃することができました。
今年もピザ窯のはっちゃんたちとお付き合いできるとホッとしていたら、今度は庭にあるもう1群、先日第1分蜂した群から発出し、庭には本日3度目の蜂雲が。背景のウワミズザクラの6メートル付近の枝分かれに集合しました。しかしいつまで経っても蜂球が崩れません。このまま今夜はここでお泊まりのようです。推察すると、この第2分蜂も、もしかしたらピザ窯に入居するつもりで出たのは良いものの、先に他所から来た群に入られてしまい、慌てて別の候補地を検討する羽目になったのではないかと。
結局、現在も蜂球は枝にいますが、明日はどこに向かうのでしょうか。それにしても1日に3回の蜂雲が見れたのはとても嬉しかったです。
アカリンダニで消滅した群の巣脾を半分撤去したままになっていたピザ窯でしたが、巢板が残された場所に入居したのは今年2度目です。巣作りの手間が省けて喜んでいるようにも見えますが、スムシとかは大丈夫なのかなーと、今後の観察が楽しみです。