自然樹木の洞は算数で習った円柱のようなのは無いでしょう。
丸洞でも重箱でも和バチは天井からきちんと一定の間隔でぶら下がってくるものだと思い込んでいた。
丸洞(ゴーラ)でも高さがそんなにない場合には天井から巣板をおろしてくると想像できる。
しかし、空間が大きすぎるとどこを始点にして巣板を作り出すのかまったく予測不可能だ。
なんとなく出入口から遠くない所に始点を決めているようだ。
ここでは3つの例をUPしたい。
最初は5月29日天然入居群
切り株を平らにしてその上に丸洞を3つ乗せた形。
始点は一番下の丸洞と2番目の丸洞のつなぎ目あたり。
その位置には天井がないので、接着可能なのは内壁となる。
この丸洞には巣落ち防止棒もないので、接着可能なのは内壁しかない。
器用に円周から初めてその後は盛り上げてきた。
2件目は天狗の鼻群
勝手口の取っ手が天狗の鼻のような?
これは床から初めてどんどん盛り上げていく。 樹洞は全部そうなるんだよと説明を受けたらすんなり納得してしまう。
実際には樹洞の容積によっていろいろあるのではと想像はしている。
三件目は白樫群(乱暴に放りこんだ群)
これは下の丸洞のAとAの間のあたりから初めて、Bの方へ盛り上げている。
もしかしたら下のAの方へも伸ばしているかもわからない。
下から撮影。営巣初めのころ。
これがどんどん大きくなって、
ついには反対側の内壁に到着しつつある。
下からは被写体が近すぎて、勝手口にもいっぱい居るので勝手口を開けにくい。
それならば、上の丸洞の扉を開けたら、、
上の丸洞にまで盛り上げてきた。 なんたる巨大な盛り上げ巣。
楽しく面白いことになってきた。