杉の木の伐倒は昨年と一昨年に100本以上倒した。
シロダモやシイノキの伐倒は余り多くはない。
最近、東南に生えているこれらの高木を伐倒している。
中央奥の杉の木を伐倒する前準備で周辺の常緑樹高木を伐採する事にした。
下は右側へ倒す心算で受け口を右側に刻み、追い口を左から入れた。道具はチェンソー。
凡そ切れたので腕で押してみたら右へ倒れる気配だった。
直径は10cm位なもので此れくらいなら、どおって事ないと思っていたが、クサビを打ってみようかと取りに場を離れたら、なんと左に傾いてしまった。
ふいに跳ねたり、危険な動きをするのではないかと、用心しながら手ノコギリで樹木の悲鳴を聞きながら逃げるタイミングを探る。
これは無事に切り抜けた。
次はシイノキ。下から見上げると南から南西に倒れたがっている。
南と南西はお隣さん。 樹木が放置されたままなので大した事はないけれど必ずかかり木になってしまう。
重心は南西に行きたがっているのは知っていたが、これも勉強、クサビでなんとか処理できるかな? やってみなければわからないと不確かな気持ちで開始した。
案の定と言うか、見事にチェンソーは食われてしまった。
師匠はこういう時にはチェンソーが地面に落ちて壊れないようにロープで吊るして行っていたので、真似をしかけたがどうにも良い釣り枝が見つからない。
ロープワークも正しくマスターしないと副次的な事故につながる事があると思い込んでいる。
チェンソーが落ちて行きそうな地面にクッションになるような枝はを沢山置いて行った。
10時15分
チェンソーが喰われてチェンソーは使えないので、手ノコギリで切る事にした。
こういう場合には教科書的な解決方法を知らない。
我流で切り込んで人間には怪我なく伐倒した。
チェンソーは下敷きになって引き出せない。
梃子の応用で倒木を少し持ち上げチェンソーを救出した。
10時32分
下の切り株は受け口・追い口・手ノコギリでの切断面が見える。
チェンソーが動かない。 バーを壊したかな?
調べた処歯車が動かない。 あれれどうなったかな?
なんてことはない。ブレーカーが作動して回転を止めていただけだった。
気が付くのに時間がかかった。
チェインを外したので再び取り付けたが、刃の向きを反対にしてしまった。
スイッチを入れてもまったく切れない。やれやれモウロクしたものだ。
*****************:
こんな精神状態では作業を続けてもロクな事にはならないと思い本日の作業は終わりにした。
ひょいと景色を見ると以前とは違った景観になっていた。
シイノキを伐倒したので空間が開いて南西の空が見えるようになった。
別の角度からみると南の空が見え、桜の木が3本に分かれて立っている。
残念ながらお隣さんは手入れがしてなかったので既に枯れている。
夢中でやったので知らぬ間に汗が出て、冷えて、帰りは微熱状態だった。
東京都のコロナが1万人を超えるようになったこともあり、歯の治療が5時の予約だったのをドタキャンをした。
歯はおおよそ治療が終わったので、次回はコロナが終息してからにしよう。
医者はあと2回は来るようにと言われている。