昨日は地域のどんど焼きで到来物の泡盛を飲みました。といっても参加人員は10人程度。そのうち1軒は都会から引っ越して来るということで今片付け作業中。親子2代が暮らした家で蔵もあるので片付けが大変であるそうな。業者も来ることになっているがコロナに掛かっただのいろいろ言い訳があって作業は進まず。某集落ではこの5年間に30軒の所へ5軒の移住者が増えたという話が伝わってきたのに。
当方は10年前かに引っ越してきたので、ちょっと似たような体験があり、2階建ての蔵の2階部分は長持ちや箪笥があるが、中身はよく確認していない。あまり見たくもない。お宝や小判が入った壺が見つかればよいのだが、そんな話は実際のところほとんどない。
さてこの冬は12月に35㎝のドカ雪が降って根雪にしまったが、その後ほとんど降らずに雨が多く溶けていく状況。
冬の作業といえば薪づくりである。昨冬から無料伐採の依頼を受けている。期限がないのが幸いである。しかしながら条件は最悪の地形である。約40m位の急傾斜でほとんど垂直に近い南向きの崖である。ここに楢、欅、モミジ、赤松等が生えている。それも目回り30~40㎝もある。急傾斜のため誰も伐採しなかった場所。この辺りで薪を欲しがるのは小生だけなのでご指名となった。立木は全部で100本位あるだろうか。全部倒さなくともよいが。
方法は決まっている。伐採したら玉切りをして電動ウィンチで引き揚げるというもの。立木5本分は引上げ済み。しかしこれからが大変である。昨年春前に伐倒した4~5本を先に引き上げてから次の伐採という計画。昨年はあまり先を考えずというか、西側に倒したかったがそこには数年がかりで育ててきたつつじが植えてあり、それを傷つけるには忍び難くやむなく崖下へ倒した。すっ飛んでいくもの掛かり木になるもの発生で嫌になったの中止。今年は割り切って西へ倒すぞということにした。1本倒したところ早速一番大きなつつじの2本立ちを折ってしまった。しょうがないよなあ、ということにした。また芽は伸びてくるよ。
丸太引上げを開始。崖下方向に倒れているのは引き上げる途中の掛かりが少なく好都合だが、だんだん下の方へ行くにつれワイヤーの長さ25mの限界を超える。これは工夫で乗り切れるが効率は落ちる。
丸太は1mに玉切りして引き上げる。薪は50㎝で良いがこれでは短くて効率悪く、2mや3mでは崖上にあげてから厄介である。上下2人作業で先日は2時間余りで10本揚げられた。電動ウィンチは軽トラの12V駆動であるが、力はあるが回転スピードが遅く結構時間が掛かる。ウィンチは荷台に工夫して固定しているが、取り外しも可能である。もみ殻や落ち葉を回収るときには外してしまう。
楢の伐採については知り合いから注文が入っている。枝の部分を椎茸の榾木にしたいというのである。大木を伐採するので、倒したはずみで枝の部分はどうしても痛むことが多い。どうしたものかと思う。
この伐採がすべて終われば、植栽も進んで我が家からのつつじの花見ができるようになる。あるいはこの急傾斜が崩れてしまうかもしれないが。このつつじに我が家の蜂たちが蜜を集めに来るだろう。この崖の反対側には高遠小彼岸桜を7本植えてある。花が咲くにはあと数年掛かるるだろうが楽しみである。
明日の天気予報は雨である。仕様がないから薪割りでもするか。薪割りも数年目から機械を使う。それまでは斧とチェンソーだったが、我が家の薪割り機では割れない丸太はこれまでない。ちょっと大き過ぎたかと思っている。レンタルで使っていた機械の能力の無さに判断を惑わされてしまった。
タイトルの意味は昨冬前に一寸した手術をし、大事をとって体を労わっていたところ筋力が落ち、ひどい目に遭ったことからの反省である。