杉の木など樹木はどの部分で生きているのか?
今までは仮導管と言うのが白身の部分全体にあり、立木の時は当然、伐採した後でも仮導管が生きており、水分を地面から吸い上げると覚えてしまっていた。
ところが、今朝、下の説明を発見した。
なんと驚いた事に本当に活動している(水分を吸い上げている)部位は杉皮のすぐ下の狭い幅との事。
よく杉皮を剥いだ時に桃色の美しい樹肌が現れてびっくりしたものだ。
以下は抜粋 コピペ
スギやヒノキなどの太い丸太の内側は色が濃く、外側は色が薄いのは皆さん見たことがあると思いますが。内側は芯材(赤身)、外側は辺材(白太)と言います。どちらも木部が残っている部分です。
色が薄い辺材は水を通していて生きている細胞も残っていますが(水を通す導管は死んでいる細胞です)、色の濃い心材はすでに水を通す役目を終えた、全て死んでいる細胞なのです。芯材の細胞は水分が少なく腐りにくい物質が入っています。
https://morinooto.jp/2013/11/21/ikiteru/
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だから何が問題で失敗だったのかは以下の通り
間違いに気づかなかった原因は白身の中には仮導管があり水分を吸い上げるので、下の画像のように吸い上げた白身の部分に相当する所だけにコケが生えている。
納得~~~~~~してしまった。
白身全体に仮導管があると思っているものだから下の画像の様に大胆に白身の部分を露わにしてきた。
つまりやり過ぎてしまったと言う事。
これでも仮導管を切断しているので地面からの水分を遮断はしているものの、ここまでしなくても良かったと言う話。
幸い、今、作っているラオス式2号基は仮導管の切断加工をまだしていない。
考えてみると、一番下の二つの開口部は意匠的効果はあるかも知れないが、樹液を吸い上げる事を阻止する目的からは検討違いの処置をしてしまったと言える。
底の下に空洞を設けて風遠しをよくすると乾燥状態は良くなるものの、今度は乾燥し過ぎてヒビ割れの原因にもなる。
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下の図は既に地上1.8mで伐採してあるが、ラオス式に加工をしていないこんな感じのものがあと3基残っている。
上の理解で行けば加工の手間が少なくなった。
且つ、余り沢山カットすると強度も弱くなるので、早く本当の事を知って良かった。