投稿日:2023/4/26 15:46
元巣群は蜂数が最少期にあって、巣板は5段フルの状態なので カバーし切れていないため、昨日とりあえず1段目を切除しました。 下の写真の上方が手前の観察窓側で、巣板1枚は貯蜜はなく スカスカです。 その他の巣板は意外と巣房に貯蜜がありました。 … この群は最終分蜂が終わってから2週間経ったところですが、長期間にわたって雄蜂がたくさん居て、今もとても多いため 奥の巣板も貯蜜はほとんど無いものと思っていました。
この状態で 巣箱枠から巣板を切り離しましたが、巣落ち防止棒を入れていない枠なので、下のようにキレイにタッパーに収容できました。 底に垂れたハチミツもわずかです。
これまでの間、ナイフで切断した際に 追い出しきれなかった蜂さんのうち5匹程度をアーメン蜂にしてしまいましたが、その後のハチミツが付着して満足に飛べなくなってしまったベタツキ蜂さん20匹程度は 全て救済してあげました。
救済方法は、先端に緩衝シートを貼ったピンセットで優しくつまんで、鉢皿に張った井戸水に投下して沐浴させました。 ※雄蜂は無視です (-"-)
ちょっと可愛そうですが、10秒ほどで引き上げます。 もしそのまま放置してしまって 蜂さんが動かなくなってしまっても、それは溺死したのではなく、酸欠麻痺(正式な呼称ではありません)を起こしているだけで、体表が乾いて気門が使えるようになれば蘇生しますので 大丈夫です。
水温は 20~30℃と温かい方がハチミツも解けやすく、蜂さんの動きも活発になりますが、蜂さんの元気度には個体差があるので、弱っている蜂さんは あまり動かさずに体力を温存させておいた方がいいので、敢えて15(井戸水の温度)~20℃の低めの温度にしています。 元気な蜂さんも動きが鈍るので、取り扱いが楽(より安全)になります。
沐浴の後は、日光浴です。
上の写真は30秒ほど沐浴させた蜂さん達で、麻痺して全く動かない個体もいましたが、30分後にチェックしたところ、全て立ち去っていました。
今よりももっと気温が高い採蜜好機には、ハチミツがタッパーの底一面に溜まって、そこにはまってしまう蜂さんがたくさん出ます。 これも絶命してしまった訳ではなく、麻痺(仮死)状態なだけで、ほとんどの場合、蘇生します。 ハチミツの場合 粘度が非常に高いお陰で、蜂さんは動けず 体力が温存されると考えられます。 注意点は、ピンセットの使用は致命傷を与えてしまうので厳禁で、スプーンで周りのハチミツごと掬って(救って)あげることです。 … これは前回の採蜜の時(2年前)に検証済みです。 尚、雄蜂の場合は 極端に蘇生率が低いです。
ところで、分蜂期間終了後でも 元巣群では雄蜂が多くて気を揉んでいましたが、巣箱内で集まっている いや 押しやられている状況を確認しました。
この写真は1段切り取った後の上から2段目の観察窓からのもので、数匹のワーカー以外は 皆雄蜂です。 これは雄蜂が力づくでこの場所を占拠しているとは考えにくく、恐らくワーカーによってここに押し込められているものと思われます。 ここは最初の写真上方の巣板と同じで、空巣板です。 ここで限られた餌しか与えられないのでは? この収容所は時間制で お昼から夕方までは外出が許可されているようです。 ただ帰巣するとまたここに収監されてしまうんでしょうね❕ … 何しろワーカーはとても怖いですね~ (~_~;)
T.山田さん、コメントありがとうございます。
今回の1段目カットで 分かったのは、ちびっ娘達が観察窓側を意識して(生活状況を観られたくないため)空巣板にしているのでは?とということです。➡ 観察窓は設けても、滅多に覗かないようにした方がいいのかもしれませんね。
今の時期は蜜源が豊富で、貯蜜を進めているでしょうから、上段にも上がってきているものと思われます。私も今回一気に2段切り取ることも選択肢にありましたが、1段にしておいて良かったです。 奥の状況もわかりましたし、切り取り後の処置も楽で、ちびっ娘の犠牲も少なくて済みました。
手間が掛けられるのであれば、中の状況確認及びその後の対処の修正ができるのと、ちびっ娘に与える環境変化を抑えられるので、1段ずつの方がいいと改めて認識しました。
2023/4/26 17:37
おっとりさん、最強なのは “働き蜂”で間違いありませんね。
何と言っても、女王様を崇め奉っている割に、女王様に産卵(場所と有精/無精の区別)を指図しているのは働き蜂のようですから、雄蜂などは完全に働き蜂の管理下にあると思います。 女王様への産卵指示の前に 有精卵産卵用には「働き蜂巣房」や「王椀」、無精卵産卵用には「雄蜂巣房」を造って準備しているのは 働き蜂です。
私はニホンミツバチがうちに来てくれる前の暗黒の座学時代に、どう考えても信じられませんでした。 なぜ寿命が極端に短い働き蜂がコマンダーたり得るのか? … 実際に身近で観察を続けてきた結果として、ニホンミツバチは群が一つの生命体として生き、進化してきたはずで、私の常識では解明不能。 ただ 遺伝継承や進化のプロセスは 興味深いです(-"-)
「女王蜂」も「雄蜂」も、働き蜂(コマンダー)の統制下で 特殊な能力を果たしていれば 余計なことを考えずにそのことに集中できるのでしょうかね?
ちなみに 夜間はこの“収容所”には蜂の姿は見られず、奥で働き蜂と身を寄せ合っています。 … 保温対策で雄蜂を有効活用しているようです! ➡ 10時頃になると“収容所”に戻されています。
2023/4/29 05:02
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...
T.山田
福岡県
福岡市南区在住 2019.4.19分蜂ゲットでスタートする。8月巣落ち、冬越し、2020年アカリンダニ克服するも弱小群となり、復活途中に近くの雨樋下に何故か逃避...
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...
Michael
大阪府
Michael(ミカエル) スタートは養蜂をしたくて始めた訳ではありません。 どちらかと言うと自宅へ毎年何回も分蜂して来るので仕方が無く養蜂を始めました。 敷地...
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...
Michael
大阪府
Michael(ミカエル) スタートは養蜂をしたくて始めた訳ではありません。 どちらかと言うと自宅へ毎年何回も分蜂して来るので仕方が無く養蜂を始めました。 敷地...
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
ハニーエイトマンさん おはようございます。
ご説明をありがとうございます。
丁度、ご説明を読んでいましたら、我が群の雄蜂諸君が、なんか?
隔離されているような、変な気持ちになりました。
この群は2021年春から一度も採蜜せず、内部を触らなかった丸洞を先日全部巣板を採りだした群です。
末娘なので財産(負か正か分かりません)を全部取り除いて新規営巣させたら、すがすがしく営巣しているように感じました。
2023/4/29 10:30